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平成22年度 第48回 霞ヶ浦入門講座

内容

鹿島臨海工業地帯にある鹿嶋市内の県企業局鹿行水道事務所(鹿島浄水場)を訪問しました。鹿島浄水場は、鹿島臨海工業地帯の建設、企業進出に対応して、1966年に設置されました。水道用水の一部給水開始は1968年で、当初は、現在の鹿嶋、神栖市域を給水対象区域としていましたが、その後、1992年に潮来、行方、鉾田市に拡大されました。

また、臨海工業地帯に立地する鉄鋼、化学、石油、電力などの企業に工業用水を提供しています。水道用水、工業用水ともに水源は北浦で、水道用水5万4000m³、工業用水81万m³を供給できる施設能力(一日当たり)を備えています。北浦から取水後、水道・工業用水として供給されるまでの主な浄水工程について説明を聞き、施設見学を行いました。午後は、北浦東岸を北上し、18世紀の初め、東北・霞ヶ浦・江戸間の水運開発のため、涸沼―巴川―北浦間に計画されたものの、結局中断された運河跡、史跡「勘十郎堀」(茨城町城之内)を見学しました。

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屋外で鹿島浄水場の概要を説明

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浄水工程を説明

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薬品を使った浄水の効果を実験で説明

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説明に耳を傾ける参加者

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 取水した北浦の水は受水槽に

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勘十郎堀跡を見学する参加者