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平成22年度 第49回 霞ヶ浦入門講座

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霞ヶ浦周辺には、農業用水や都市水道のための揚水・取水施設が130カ所以上存在しますが、その中で、神栖市の鹿島南部揚水機場は最下流部に位置し、常陸川水門の上流850mの地点から農業用水を取水しています。受益地域は、神栖市の南東部、波崎地区の農地2285haです。砂丘地帯で海にも近いため古くから水利面では苦難が続いた地域ですが、国営鹿島南部農業水利事業(1991年完工)により機場が整備され、現在ではパイプラインで送られた水で、水稲のほか園芸、花き栽培が盛んになり、ピーマンや千両、若松の生産により全国的に有名になりました。県鹿行農林事務所の案内・説明で、機場や取水施設の見学を行い、整備までの経緯や運用の現状と課題について理解を深めました。午後は、常陸利根川に面した息栖神社を訪ね、古来有名な湧水(忍潮井、おしおい)を見学しました。

揚水機場設置の経緯を説明の写真
揚水機場設置の経緯を説明

説明に聞き入る参加者の写真
説明に聞き入る参加者

波崎土地改良区が管理する機場の写真
   波崎土地改良区が管理する機場

常陸利根川の取水施設も見学の写真
常陸利根川の取水施設も見学

常陸川水門の上流で取水写真
 常陸川水門の上流で取水

忍潮井のある息栖神社の写真
忍潮井のある息栖神社