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平成22年度 第53回 霞ヶ浦入門講座

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内容

常陸川水門は、利根川河口から18km地点に昭和38年に完成しました。洪水時の利根川からの逆流型洪水防止と渇水時の塩水遡上防止が建設目的です。その後、霞ヶ浦開発事業の完成で、平成8年以降、都市用水、農業用水を確保するための水位管理が行われています。平成19年には、魚類や底生生物が常陸川水門の上下流を行き来できるよう魚道の整備が開始され、このたび完成しました。ウナギやアユ、シラウオなどの遡上効果が期待されています。今回の入門講座では、常陸川水門の管理を実施している霞ヶ浦河川事務所波崎出張所を訪問し、水門操作の経緯や現況についてうかがうとともに、完成した常陸川水門魚道の構造や期待される効果などについて理解を深め、生物多様性について考えました。また、常陸川水門に向かう途中、風力発電施設が設置されている、神栖市波崎地区の海岸線を通りました。

常陸川水門を波崎出張所の説明をしている写真
常陸川水門を波崎出張所の説明

常陸川水門魚道を見ながら説明をしている写真
常陸川水門魚道を見ながら説明

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魚道は常陸利根川右岸に設置された

常陸利根川左岸の閘門の写真
常陸利根川左岸の閘門

概成した常陸川水門魚道の写真
概成した常陸川水門魚道

波崎地区の風力発電施設の写真
波崎地区の風力発電施設