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平成22年度 第56回 霞ヶ浦入門講座

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概要

東京都金町浄水場は、利根川水系江戸川から取水しています。大正15年に操業を開始。現在、都内23区のうち隅田・江東区など9区に住む約250万人に水道水を提供しています。平成11年には、千葉県我孫子市地先で取水された利根川の水を手賀沼を経て江戸川まで運ぶ延長28.5kmの北千葉導水事業が完成しました。北千葉導水の放流地点は松戸市地先で、金町浄水場の上流部に当たります。東京都水道局には12の浄水場がありますが、金町浄水場で、はいち早く従来の急速濾過方式から転換、平成4年から、オゾンと生物活性炭を使った高度浄水処理を採用しています。オゾン処理の採用は、カビ臭などの除去が目的で、給水量のすべてに適用する工事が現在進められています。また、震災時のライフライン確保や省エネを図るために、民間活力を取り入れたPFIモデル事業として、常用発電設備(コージェネレーションシステム)が稼働しています。金町浄水場に向かう途中、近くにある、古利根川河道敷跡を生かした水元公園に立ち寄り、散策・休憩しました。

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金町浄水場に到着、さっそく概要説明

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オゾン処理の効果を示す実験

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主な浄水工程を見学

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敷地内では太陽光発電も採用

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古利根川旧河道を生かした水元公園

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明治43年完成の閘門橋も残る