トップページ > イベント情報 > イベント結果(平成25年7月から9月まで) >平成25年度 第5回霞ヶ浦自然観察会
先日までの猛暑が嘘のような過ごしやすい気温と、好天に恵まれたなかで観察会を行うことができました。今年度の霞ヶ浦自然観察会としては最初の霞ヶ浦本湖での開催であったこと、人気の投網体験を組み入れたイベントであったため、たくさんの方々が御参加してくださいました。
行きのバスのなかで、投網を打ったことの経験を参加者の皆さんにお聞きしたところ、センターイベントや、昨年までの観察会の中で体験したことのある方がかなりいらっしゃることがわかりました。
予定通りの時刻に現地へ到着し、投網の打ち方、たも網で魚を採取する方法を説明した後、さっそく投網やたも網での採取がはじまりました。投網経験者の方も多く、また初めて体験された方も、黙々と投網を打ち、どんどん上達していきました。
午前中はワカサギの群れが回遊しており、かなりの参加者の方が、自分で魚を採取することができ、自分で打った投網に魚がはいったことに楽しそうな声があがりました。
昼食・休憩をはさんで、午後も再び、採取を行いました。午後にはボラの群れも入ってきて、またあまり見られないビワヒガイも採取することが出来ました。午後は東の風が強くなったため、少し早めに採取を打ち切り、取れた魚類や甲殻類の観察を行いました。
霞ヶ浦には現在約50 種の魚類が生息していますが、今回、狭い観察地での限られた時間の中で、その5分の1 にあたる10 種の魚類と、2 種の甲殻類を観察することができ、霞ヶ浦という湖が生き物をはぐくむ高いポテンシャルを持っていることを参加者一同実感できました。参加者の皆さんとは、この環境がさらに生き物にとって生息しやすい環境になるように、わたしたちに出来ることを継続して、霞ヶ浦を守って行きましょうと話し合いました。
無事、けがもなく、15 時にセンターに到着。無事に観察会を終えることができました。参加者の方の中にはセンターの展示室で、今日の観察会で観察した魚をあらためて眺めたり、見られなかった魚を観察したり、熱心に復習される親子の方の姿も見られました。
ヌマチチブ、ボラ、モツゴ、ワカサギ、ウキゴリ、シラウオ、ビワヒガイ、オオタ ナゴ、タイリクバラタナゴ、ブルーギル
テナガエビ、スジエビ
観察会の模様
たも網の使い方を指導
投網準備
たも網隊も大活躍
何が入っているかな??
捕れた魚の観察