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ごあいさつ

センター長あいさつ

霞ケ浦環境科学センターは、平成7年開催の第6回世界湖沼会議を契機にその設置が提唱され、平成17年4月に開館いたしました。霞ヶ浦をはじめとする県内の湖沼、河川の水環境や大気環境などの保全に取り組むため、「調査研究・技術開発」、「環境学習」、「市民活動との連携・支援」、「情報・交流」の4つの機能を市民、研究者、企業及び行政の4者のパートナーシップのもと、効果的に発揮できる施設を目指しています。

 

館内は、展示交流ゾーンと研究ソーンがあり、展示交流ゾーンには霞ヶ浦について楽しく学べる展示室、実験や研修に利用できる研修室、市民団体等の交流の場となる交流サロン、絵本や一般の図書もそろえた文献資料室、多目的ホール等を配置しています。研究ゾーンには霞ヶ浦等の水質や県内の大気、化学物質管理の調査研究に必要な分析機器や実験施設を整備しております。

 

また、当センターは霞ヶ浦を望む高台に立地しており、夏には広大なハス田の景観を楽しむことができ、植物や生物を観察できるビオトープ池なども整備しております。

 

平成30年10月には、茨城県において「第17回世界湖沼会議」が開催され、国内外の研究者、行政担当者、NGOや市民等が一堂に会して、世界の湖沼に関する環境問題やそれらの解決に向けた取り組みについて議論が行われました。この会議のまとめとして「いばらき霞ヶ浦宣言2018」が採択され、「生態系サービスを衡平に享受すること」、「生態系サービスを次世代に引き継ぐこと」という原則に基づいて、湖沼の管理を行うべきであることが宣言されました。このような原則を理解し、実行に移すためには、対象とする湖沼の環境、生態系サービスの過去、現状、未来像を知ることが必要であり、霞ヶ浦をはじめとする県内の湖沼や河川及びその流域の環境に改めて目を向けていただきたいと思います。

 

今後も、当センターが環境学習の場として県民の多くの皆様にご利用いただくとともに、調査研究機関として信頼をいただき、霞ヶ浦の水質浄化に取り組む総合的な拠点として役割が担えるよう、職員一同、努力して参りますのでご協力をお願いいたします。

 

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