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更新日:2017年3月31日

情報059:あじさいの品種数が日本一、北茨城あじさいの森

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北茨城あじさいの森

白いあじさい

1100品種以上にして約3万株の壮観さ

4コマまんが

梅雨時に私たちの目を楽しませてくれる代表的な花、アジサイ。
全国的にも、アジサイの名所と言われる場所はたくさん存在しますが、茨城県にも、とりわけ素晴らしいスポットがあることを、皆さんはご存知でしょうか?
今回、紹介させていただくのは、アジサイの品種数が日本一、北茨城あじさいの森です。

北茨城あじさいの森におけるアジサイは、1100品種以上で、植栽数は約2万8000株。来年の2018年には3万株を超える予定というから驚きです。
そんな華麗な群生が楽しめる北茨城あじさいの森のアジサイのカテゴリーを、簡易的に一覧化してみましょう。

  • 山アジサイ・エゾアジサイ:約400種
    ※咲き頃は6月上旬~6月下旬
  • 改良種園芸アジサイ(ガク系・手まり系品種):約600種
    ※咲き頃は6月下旬~7月中旬
  • 遅咲きアジサイ(ノリウツギも含む):約50品種
    ※咲き頃は7月中旬~9月
  • 玉アジサイ系:約20品種
    ※咲き頃は8月中旬~10月
  • 四季咲アジサイ:約100品種
    ※咲き頃は10月まで
    (ヨーロッパ育種の四季咲は夏の夜間温度が15℃位の場所でないと四季咲きになりません。)

バラエティーに富んだアジサイを愛でながら、ゆっくり散策できる敷地面積は3万m2。駐車場や育苗棟も含めると4万m2以上です。

品種の豊富さで、世間に強くアピール

色とりどりの紫陽花

北茨城あじさいの森が開設された経緯を説明しましょう。平成16年、地域のグランドデザインを実現させるべく、自然豊かな地域景観を活用した山野草などを含むガーデン開発が行なわれました。北茨城あじさいの森の代表である山縣繁一は、フラワーデザインの先生と共に、この壮大なプロジェクトをスタートさせましたが、翌年の1月、その方が病気で急逝してしまったのです。

紫の紫陽花

山縣さんは各関係者のアドバイスをもらうなどしながら、何とかプロジェクトを進めようとしたものの、なかなか思った通りに事は運びませんでした。そこで山縣さんは大幅な方針転換を決意。それは、「自分が管理監督できる範囲にシフトチェンジする」ということでした。花はアジサイのみに特化。「小さい規模では注目されない。世間の人々に強くアピールするにはどうしたらいいか?」の答えを探すため、著名な全国のアジサイ施設を山縣さんは巡りました。そして導き出されたのは「面積では日本一になれない。品種の多さで日本一になろう!」との結論。以来、山縣さんは日本アジサイ協会および同協会のコレクターさんたち多くの方々からの協力を得て、現在のような素晴らしいアジサイ環境を構築していったのです。

アジサイは日本の固有種※(ガクアジサイ・エゾアジサイ)

※日本に自生しているアジサイは有るが、15~16主の自生種が固有種はガク・エゾです。

ここでいったん、アジサイの知識的な内容に移しましょう。
山縣さんから、たくさんのお話を聞かせていただきました。そのいくつかを記していきます。

白い紫陽花

  • アジサイは日本の固有種であるガクアジサイとエゾアジサイを交配種としてヨーロッパ・アメリカで多くの園芸品種が作出された。
  • 日本がまだ鎖国政策を敷いていた時代、オランダ商館員として出島に滞在していたシーボルトがオランダに帰還する際、アジサイを持ち帰ったこと。その持ち帰ったとされる「オタクサ」の名前には、シーボルトの日本人妻であった「お滝さん」の名を潜まさせていたと言われています。この品種は現在、日本へ里帰りするかのように、北茨城あじさいの森で咲いていることも付け足しておきましょう。
  • ヨーロッパに渡り、改良されたアジサイは逆輸入する形で日本に戻ってきたのです。戦後、神社や寺に植えられ、ブームとなりました。
  • 日本ではほとんどのアジサイは6月~7月が時期ですが、気候の違いによりヨーロッパでは6月~11月と長く開花しています。
  • ヨーロッパでは土質が弱アルカリなので赤やピンクの色が多く青系は少ないが、日本では蒸し暑い6月7月が開花時期に当たるため、涼やかな青及び白いアジサイが好まれる傾向にあります。但し場所は鉢作りのアジサイが多く「母の日のギフト」としての需要が多く赤・ピンクが多くなっている。

いつ訪れても違ったアジサイ景色が楽しめる

様々な景色を魅せる紫陽花

北茨城あじさいの森のお話へ戻しましょう。山アジサイの散歩路、アナベル白いあじさいの遊歩道、イングリッシュガーデンのあじさい園、などなど。敷地内には様々な見どころがあふれています。山アジサイが咲き誇る杉林のエリアでは、より身近にアジサイを観察できるよう道を細かに設定。

山紫陽花

他のエリアでも、視点によって感じ方も異なるため、平場や、アップダウンの地形で上から見下ろせるなど、どう散策し、愛でていったとしても楽しめるような興味深い仕掛けが綿密に敷かれています。

また、陽の当たる箇所と日陰では、同じ品種でもアジサイの咲く時期に1週間から2週間のずれが生じます。そういった点も踏まえ、あじさい祭りが開催される6月中旬~7月中旬は、いずれのタイミングに訪れても、素晴らしいアジサイの風景を満喫できることでしょう。常連の鑑賞者の中には、見どころの差異を楽しむため何度も訪れる方々が非常に多いというのも、うなずける話です。

ちなみに、あじさい祭りの期間中には、アジサイの花が五分咲き以上で有料入場(大人400円、小人200円)となります。

介護施設と中学校に通う人々との深い繋がり

紫陽花の咲き誇る道

北茨城あじさいの森の敷地内には、年配の方向けの介護施設が存在します。利用者の方々にとって、奇麗なアジサイに囲まれたロケーションは、楽しみであり、また大きな癒しにも繋がっているようです。

そば道場

山縣さんは、地元の中学校で、生徒さんへそば打ちの授業を行なっており、その生徒さんたち全員に、あじさい祭りの無料入場券をプレゼントしているとのこと
。学校の創立記念日が6月なので、ちょうど最適な時期に生徒さんたちが、地元の素晴らしいアジサイスポットを訪れます。

そば打ちの話題が出たところで関連事項を。
敷地内の『そば道場』では、地元産の最高品質な常陸秋そばを石臼で挽いたそば粉に、道場主でもある山縣さん自らが栽培する、これもまた最高級な自然種の自然薯をつなぎとするそばが非常に素晴らしいと評判を呼んでいます。
多種多様なアジサイを愛でてから堪能する格別なそばの味わい。アジサイ鑑賞に、さらなる付加的な喜びを与えてくれるに違いありません。

新しい仕掛けは、虹をテーマにしたアジサイの群生

最後に、山縣さんから、北茨城あじさいの森の今後注目すべき見どころを教えていただき、今回の記述を締め括ることといたしましょう。

赤から青へグラデーションしていく紫陽花

「アジサイの色分けが土壌改良によってできるノウハウは、長年の研究と経験で培ってきました。そのノウハウを駆使し、現在、段差による高低差を利用した『虹』をテーマに半円形で表現した試みに取り組んでいます。本年の2017年に1ヶ所は完成します。皆さんが見たことのないアジサイの光景が楽しめますので、ぜひ、北茨城あじさいの森に足をお運びください。これまで来場してくださった方々から、感動した、ありがとうなどの嬉しい言葉を頂戴してきました。これからも多くの人々に、ご期待いただける環境づくりを続けて参ります」

取材協力

北茨城あじさいの森(外部サイトへリンク)


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