牛用飼料（平成23年産2番草・3番草等及び平成23年産稲から生じる稲わら）の放射性物質検査の結果並びにその結果を踏まえた対応について

公開日　2012年3月27日

4月1日から食品の基準値が見直されることにともない、牛乳・牛肉の基となる牛用飼料の暫定許容値が見直されることから、飼養管理を徹底するため、牛飼養農家（1,267戸）が、既に保有している平成23年産2・3番草及び平成23年産稲から生じる稲わらを検査した結果について、お知らせします。

今回の検査により、県内におきまして平成23年産2番草・3番草を保有している牛飼養農家は68戸あり、68戸（93検体）中、

• 新暫定許容値を超過　28戸（35検体）
• 新暫定許容値以下　40戸（58検体）

県環境放射線監視センター3月7日、8日、9日、12日、14日、15日
"注：アンダーラインは、基準値を超えたもの。

※1　Ge：ゲルマニウム半導体検出機
※2　測定値欄の数値は、粗飼料の暫定許容値（100ベクレル/キログラム）との比較のため、牧草の水分を80%に補正した値
※3　飼料中の放射性セシウムの暫定許容値
牛用飼料中に含まれることが許容される最大値
100ベクレル/キログラム（粗飼料は水分含有量8割ベース、その他飼料は製品重量）
※4　「検出せず」：測定結果が検出下限値を下回った場合に表記"

平成23年産2番草・3番草の調査結果について（PDF：104KB）

平成23年産稲から生じる稲わら※を保有している牛飼養農家は41戸あり、41戸（43検体）は、

全て新暫定許容値以下でした。

県環境放射線監視センター　3月7日、8日、9日、12日、14日、15日
"注：アンダーラインは、基準値を超えたもの。

※1　Ge：ゲルマニウム半導体検出機
※2　測定値欄の数値は、粗飼料の暫定許容値（100ベクレル/キログラム）との比較のため、稲わらの水分を80％に補正した値
※3　飼料中の放射性セシウムの暫定許容値
牛用飼料中に含まれることが許容される最大値
100ベクレル/キログラム（粗飼料は水分含有量8割ベース、その他飼料は製品重量）
※4　「検出せず」：測定結果が検出下限値を下回った場合に表記"

平成23年産稲から生じる稲わら調査結果について（PDF：98KB）

新暫定許容値を超過した2・3番草を保有している28戸の農家につきましては、検査結果の判明後、直ちに

• 当該牧草の利用を中止し、放射性物質を含まない飼料に切り替えること
• 県から通知された具体的な飼い直し期間に基づき、放射性物質を含まない飼料による飼い直しを行い、食品の基準値以下になると考えられるまで、出荷等をしないことを指導しており、また、暫定許容値を超えた牧草については、当該ほ場に還元施用することを基本に適切に処理するよう併せて指導を行っております。

今後とも、牛乳・牛肉とも定期的な検査により安全性を確認のうえ出荷するとともに、一層適正な飼養管理の指導を行ってまいります。

※平成23年産稲から生じる稲わら

国の通知では平成23年産稲を平成24年に収集する稲わらについて流通・利用の自粛をかけた上で検査をすることになっていますが、本県では、念のため、範囲を拡大し、昨年12月以降に収集した稲わらを対象として調査を実施。

牛用飼料の放射性セシウムの暫定許容値