令和7年 土木企業立地推進委員会 調査結果

 令和7年の土木企業立地推進委員会(髙橋勝則委員長)の重点審査テーマは「地域の活性化に寄与する戦略的な企業誘致、インフラ等の整備及び人材育成」です。
 本委員会では、この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに、その他所管事項についての調査等も行ってまいります。
 以下、調査の概要につきまして、ご報告いたします。
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県外調査(兵庫県・大阪府) 令和7年7月23日(水曜日)~25日(金曜日)

大阪湾岸道路西伸部(兵庫県神戸市)

 大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランドから駒栄)は大阪湾岸道路の一部を構成する道路であり、阪神臨海地域の交通負荷を軽減し、交通渋滞や沿道環境などの交通課題の緩和を図るとともに、国際コンテナ戦略港湾である阪神港の機能強化よる物流の効率化、災害や事故などの緊急時の代替機能確保等を目的としたバイパス事業です。
 国土交通省の担当者から、事業概要や進捗状況の説明を受け、建設現場の視察を行いました。

説明を受ける委員の様子 建設現場を視察する委員の様子

大阪城公園(大阪府大阪市)

 大阪城公園は、大阪城のシンボル天守閣を中心とした国内最大級の都市公園であり、管理運営手法としてパークマネジメント事業を採用しており、民間事業者のアイデアを活用した魅力向上事業を実施しています。
 指定管理者である、大阪城パークマネジメント共同事業体の担当者から、施設概要やパークマネジメント事業を採用した経緯、事業概要等について説明を受け、施設の視察を行いました。

説明を受ける委員の様子 説明を受ける委員の様子

大阪・関西万博(大阪府大阪市)

 大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げて、人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信しています。
 「未来の都市」パビリオンでは、誰もが安全に工事を進められる水中施工ロボットを使用した「未来の水中工事」などの水害の防止や災害時に不可欠となる革新的な技術を、「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」パビリオンでは、健康で快適に暮らせる未来の住宅の仕組みを体験できる「ウェルネス・スマートハウス」の視察を行いました。

パビリオンを視察する委員の様子 パビリオンを視察する委員の様子

大阪市海老江下水処理場(大阪府大阪市)

 海老江下水処理場は大阪市内で最も古く昭和15年に通水を開始し、老朽化が進んでいるため、改築更新事業として新たに3系水処理施設の整備が計画され、事業方式として、PFI法に基づく、BTM方式を採用しています。BTM方式は、民間技術の導入とコスト縮減を図るため、設計・建設・保全管理業務を一括で発注するものです。
 大阪市の担当者から、施設概要や事業概要について説明を受け、令和6年3月に供用開始した施設を視察しました。

説明を受ける委員の様子 説明を受ける委員の様子

令和7年5月21日(水曜日)

利根川左岸堤防工事箇所(古河市)

 現在、工事を行っている古河市の利根川左岸堤防は、決壊が発生した場合、多数の人命が危険にさらされるなど、地域への甚大な影響が想定されます。このため、かさ上げや拡幅等の堤防整備を行っております。
 利根川上流河川事務所から事業概要や工事内容について説明を受けるとともに、堤防整備の現場を視察しました。

説明を受ける委員の様子 現地を視察する委員の様子

フロンティアパーク坂東(坂東市)

 令和8年度に圏央道の県内区間の4車線化が見込まれていることから、その周辺の企業立地ニーズがより一層高まることが想定されます。そのような中、県では、立地ニーズがある地域を的確に捉え、事業採算性等を十分に検討した上で、県施行による開発を行っており、現在は、坂東ICと境古河ICからのアクセス性が良い、工業団地「フロンティアパーク坂東」等の開発を進めています。
 県立地推進部から事業概要について説明を受けるとともに、工事現場を視察しました。

現地を視察する委員の様子 説明を受ける委員の様子

EL APSC合同会社 下妻工場(下妻市)

 EL APSC合同会社下妻工場は、世界的な化粧品メーカーであるエスティローダーグループのアジア初の研究開発及び生産拠点であり、「Made in Japan」ブランドを世界に発信する重要な役割を担っております。また立地にあたっては、本県の本社機能移転強化促進補助金を活用いただいております。
 EL APSC合同会社様から本拠点の概要について説明を受けるとともに、生産拠点内を視察しました。

説明を受ける委員の様子 現地を視察する委員の様子

令和7年4月25日(金曜日)

閉会中委員会

 土木部、立地推進部、企業局から事務事業概要の説明聴取を行いました。

委員会の様子① 委員会の様子②