平成29年 農林水産委員会 調査結果

 平成29年の農林水産委員会(島田幸三委員長)の重点審査テーマは「茨城農林水産業の成長産業化の着実な推進」です。
 本委員会では,この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに,その他所管事項についての調査等も行ってまいります。

 以下,調査の概要につきまして,御報告いたします。
 (写真をクリックすると拡大します。)

平成29年9月19日(火曜日)

<JA土浦れんこんセンター(土浦市)>

 JA土浦れんこんセンターでは,生産者がレンコン田から掘り取ったレンコンを泥付きのまま搬入し,洗浄・選別・箱詰め・出荷を一元的に行う集出荷施設を見学しました。
 その後,霞ケ浦に負荷をかけない環境にやさしいレンコン栽培に取り組みながら,消費拡大に務めるJAの事業等について説明を受けました。
 写真は,センターを視察する委員の様子です。

センターを視察する委員の様子

<経営体育成基盤整備事業手野地区(土浦市)>

 手野土地改良区ではレンコン田の基盤整備により,高品質なレンコンの安定生産や作業の省力化に取り組む事業概要について説明を受けました。
 その後,コンクリート畦畔や排水路工等,レンコン田の圃場整備の様子を見学しました。
 写真は,基盤整備の状況を視察する委員の様子です。

基盤整備の状況を視察する委員の様子

<県立農業大学校(茨城町)>

 県立農業大学校では,優れた学びの場を提供することにより,農業の担い手育成に取り組む学校の事業概要について説明を受けました。また,新たな取り組みとして,今年度から開設された「いばらき農業アカデミー」の概要について説明を受けた後,サテライト講義のデモンストレーションや農場の見学を行いました。
 写真は,農場を視察する委員の様子です。

農場を視察する委員の様子

平成29年8月9日(水曜日)

<(株)小美玉ふるさと食品公社(小美玉市)>

 (株)小美玉ふるさと食品公社は,県内でも有数の酪農地である小美玉の新鮮な生乳を使ったヨーグルトやアイスなどの乳製品開発を行い,「茨城おみやげ大賞2016」を受賞するなど,より付加価値の高い商品作りに取り組まれています。
 小美玉市の農畜産業の安定的発展に尽力されている同社の取り組み等について説明を受けた後,工場の視察を行いました。
 写真は,工場を視察する委員の様子です。

工場を視察する委員の様子

<中川梨園(小美玉市)>

 近年,農家数の減少に伴い,農業就業人口も年々減少しており,より多くの農業の担い手を確保することが課題となっています。
 そのような中,経営を第三者に継承することで地域農業の維持を図り,それを農作業サポーター制度によって地域で支える取り組みを始めている,小美玉市の中川梨園の事例を調査しました。
 写真は,意見交換の様子です。

意見交換する委員の様子

<橋本畜産(株)(茨城町)>

 常陸牛の出荷量県内一を誇る橋本畜産(株)では,創業以来,飼料や肥育環境の改善など,安全で質の高い商品の提供に取り組まれています。
 同社の取り組みや常陸牛の輸出等の現状と課題について説明を受けた後,施設の視察を行いました。
 写真は,施設を視察する委員の様子です。

施設を視察する委員の様子

県外調査(北海道) 平成29年7月19日(水曜日)~21日(金曜日)

<(有)藤井牧場(富良野市)>

 (有)藤井牧場は平成24年に国内牧場初の農場HACCPを取得するなど,徹底した衛生管理に取り組むとともに,経営情報や固体管理情報を数値化し,企業的経営を実践しています。また,農場の未来を創る採用に力を入れており,毎年,大卒を採用し,さらにキャリアアップの取り組みにも力を入れています。
 これらの取り組みについて説明を受けた後,農場の視察を行いました。

説明を受ける委員の様子 視察する委員の様子

<岩見沢市自治体ネットワークセンター(岩見沢市)>

 岩見沢市では平成25年に農業利用を目的にGPSの基地局を独自に設置し,RTK測位免許取得を活用したガイダンスシステム,自動操舵等のICT技術を導入した精密農業を展開しています。
 ICT技術の導入成果や今後の展開などの説明を受けた後,意見交換を行いました。

説明を受ける委員の様子

<夕張市農業協同組合(夕張市)>

 夕張市農業協同組合では昭和35年に夕張メロン組合を設立し,細やかな栽培管理と厳しい品質基準に基づく徹底した検査のもと高品質なメロンを出荷しています。また,平成27年には地理的表示保護制度の登録を受けました。
 同組合のブランド化の取組などの説明を受けた後,選果場の視察を行いました。

説明を受ける委員の様子 視察する委員の様子

<(一社)北海道国際流通機構(札幌市)>

 (一社)北海道国際流通機構は北海道産品の輸出拡大を図るため,関係機関と連携し,輸出手続きの代行及び小口冷凍・冷蔵輸送し,初心者でも簡単に輸出が行えるサービスや商談会の開催など様々な取り組みを実施してきました。また,本年4月からは,海外とのマッチング機能を強化しています。
 同法人の概要や事業内容などの説明を受けた後,意見交換を行いました。

説明を受ける委員の様子

<北海道漁業協同組合連合会(札幌市)>

 北海道漁業協同組合連合会は,ホタテ製品,秋サケ製品をはじめとする道産水産物を輸出し,更なる販路拡大のための海外販促活動や市場調査,海外バイヤーを招へいしての商談会などに取り組んでいます。。
 これらの取り組みの説明を受けた後,意見交換を行いました。

説明を受ける委員の様子

<(有)余湖農園(恵庭市)>

 (有)余湖農園は農産物の生産だけでなく加工品の製造・販売や収穫体験・加工体験等の観光農園など多角経営を展開しています。また,担い手育成にも力を入れ,平成4年から就農希望者の研修受け入れを始め,多数の新規就農者を育成してきました。
 これらの取り組みについて説明を受けた後,意見交換を行いました。

説明を受ける委員の様子

平成29年5月17日(水曜日)

<鹿島飼料株式会社鹿島工場(神栖市)>

 鹿島飼料(株)は鹿島地域飼料用米利用推進協議会の会長を務め,配合飼料の原料に飼料用米を積極的に使用するなど,飼料用米の生産と利用の拡大を推進しています。
 同協議会の活動や飼料製造における飼料用米の現状等について説明を受けた後,工場の視察を行いました。
 写真は,説明を受ける委員の様子です。

説明を受ける委員の様子

<ほこた農業協同組合(鉾田市)>

 ほこた農業協同組合では,県オリジナル品種である「イバラキング」など特徴あるメロンを生産し,徹底した品質管理と研究部による技術開発,差別化販売などにより,ブランドアップを図り,メロン産地の維持・発展に取り組んでいます。
 イバラキングの生産,販売等について説明を受けるとともに,メロン生産ハウスを視察しました。
 写真は,イバラキングのハウスを視察する委員の様子です。

イバラキングのハウスを視察する委員の様子


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