令和2年 営業戦略農林水産委員会 調査結果

 令和2年の営業戦略農林水産委員会(田口伸一委員長)の重点審査テーマは,営業戦略部関係は「全国をリードし,『世界に飛躍する茨城』の実現」,農林水産部関係は「茨城農林水産業の成長産業化の推進」です。

 本委員会では,この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに,その他所管事項についての調査等も行ってまいります。

 以下,調査の概要につきまして,ご報告いたします。
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【令和2年10月23日(金曜日)】

<株式会社 鹿吉(しかきち)(鉾田市)>

 株式会社鹿吉は、かんしょの生産から加工、販売までを手掛けており、そのブランディングにも力を入れています。焼き芋や干しいもなど加工品のパッケージや、いもの出荷箱、更には貯蔵庫などの施設に至るまで、こだわったデザインを取り入れています。また、タイやマレーシア等に向け、かんしょや冷蔵焼き芋の輸出にも取り組んでいます。

 代表取締役𠮷田喜一氏から説明を受け、施設を視察しながら、意見交換を行いました。

かんしょの出荷調整の様子を視察する委員の様子 貯蔵庫などの施設を視察し、意見交換する委員の様子

<株式会社トウスイ(神栖市)>

 株式会社トウスイは、大手水産卸会社と地元の漁業及び水産加工業者により平成29年11月に設立されました。地元で水揚げされたサバやイワシなどを、最新鋭のHACCP対応工場で厳格な品質管理のもと冷凍加工し、国内外の市場に供給しています。

 株式会社トウスイ代表取締役津久浦敏和氏、株式会社津久勝代表取締役社長津久浦裕之氏などから説明を受けるとともに、最先端の高性能自動選別・パッキングラインを装備した工場の視察を行いました。

会社の概要について説明を受ける委員の様子 工場を視察する委員の様子

【令和2年10月9日(金曜日)】

<星野リゾートBEB5(ベブファイブ)土浦(土浦市)>

 星野リゾートBEB5土浦は,県の宿泊施設立地促進事業補助金の第1号認定のホテルで,令和2年3月19日にオープンしました。

 「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の結節点である「PLAYatré TSUCHIURA」に位置し,「ハマる輪泊」をテーマに,徹底的にサイクリングにこだわった造りとなっているホテルについて,星野リゾートBEB5土浦総支配人宮越俊輔氏より説明を受け,意見交換を行うとともに,ゲストルームや自転車のメンテナンスが行えるホテル内の特徴的な施設等について視察しました。

ホテルの概要について説明を受ける委員の様子 ホテル内の施設を視察する委員の様子

<塙農園(東茨城郡茨城町)>

 塙農園は,高度環境制御によるトマトの増収技術に県内で率先して取り組むべく,「いばらきの儲かる園芸経営体モデル育成事業」を活用し,ハウス内の温度や湿度,二酸化炭素等の測定が出来る環境制御装置一式を導入しています。

 ハウスを視察し,年間で県内平均の2倍の収量を目指している塙正樹氏のトマト栽培について,お話を伺いました。

施設や経営の概要について説明を受ける委員の様子 ハウス内で生育中のトマトを視察,意見交換をする委員の様子

【令和2年7月8日(水曜日)】

<一般社団法人 大洗観光協会(大洗町)>

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛などによって,観光産業が深刻な影響を受けるなか,大洗町では観光協会が主体となり,クラウドファンディングを活用した町内店舗支援プロジェクト「大洗『おかえり』ミッション!」を実施しています。

 大洗観光協会の取り組み及び観光協会に所属する宿泊施設,飲食店などの皆様方から新型コロナウイルス感染症にかかる影響について説明を受けた後,観光誘客促進策などについて意見交換を行いました。
新型コロナウイルスの影響について説明を受ける委員の様子 大洗観光協会会員の皆様と意見交換を行う委員の様子

<神生(かのう)バラ園(石岡市)>

 花きの需要は,新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛などの影響により激減しましたが,バラ専業農家の神生バラ園ではネットショップを開設し,バラの定期便サービスを開始して新たな販路を模索しています。

 バラが栽培されているハウスや作業場を視察するとともに,取り組みの内容や課題について話を伺いました。

神生バラ園神生氏と意見交換をする委員の様子 出荷作業の様子を視察する委員の様子

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