令和元年 総務企画委員会 調査結果

 令和元年の総務企画委員会(萩原勇委員長)の重点審査テーマは,「地域間競争に打ち勝つ活力あるいばらきづくり」です。
 本委員会では,この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに,その他所管事項についての調査等も行ってまいります。

 以下,調査の概要につきまして,ご報告いたします。
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【令和元年11月12日(火曜日)】

<茨城交通株式会社(日立市)>

 茨城交通株式会社は,県央・県北地域の14市町村で路線バスを運行するなど,地域の足として,公共交通ネットワークの維持・発展に取り組むとともに,地域の観光産業にも貢献しております。
 また,同社は,日立電鉄線の跡地を活用し,定時性・速達性に優れたバス交通「ひたちBRT」の本格運行を2019年4月1日から開始するとともに,自動運転バス運行の実証実験を行うなど,先端技術の活用に積極的に取り組んでおります。
 同社の概要や「ひたちBRT」について説明を受けた後,多賀駅前からおさかなセンターまで,実際にバスに乗車し,車内においてバス運行に関する説明を受けました。

車内で説明を受ける委員の様子 ひたちBRT視察の様子

<株式会社サザコーヒー(ひたちなか市)>

 株式会社サザコーヒーは,南米に自社農園を持ち,コーヒー豆を栽培するとともに,2018年のジャパンバリスタチャンピオンシップでは,上位5位以内に社員3人が入賞するなど,バリスタの育成にも力を注ぎ,県内外で直営14店舗を展開しております。
 また,地元の食材や伝統工芸品「笠間焼」を積極的に使用するとともに,積極的に地域と関わり,地域の魅力を活かした取り組みを行っております。
 同社の概要や取り組みについて説明を受けた後,コーヒー豆の焙煎加工をしている工場の様子を視察しました。

説明を受ける委員の様子 焙煎工場を視察する委員の様子

【県外調査(北海道)令和元年7月29日(月曜日)~31日(水曜日)】

<国立大学法人小樽商科大学(北海道小樽市)>

 国立大学法人小樽商科大学は,北海道の産業競争力を強化するため,産学官の連携や他大学との連携事業などを推進しております。
 また,地域の産業界や他の大学等との緊密な連携活動を行うための人的ネットワークとして,ビジネス開発プラットフォームの形成に取り組んでおり,これらを活かした地域経済の活性化や地域人材の育成を進めております。
 同大学の概要や産学官連携の主な取り組みについて説明を受けた後,タブレット端末を使った授業を体験しました。

意見交換を行う委員の様子 タブレット端末を使った授業を体験する委員の様子

<サイクル・ツーリズム北海道推進連絡会(北海道札幌市)>

 サイクル・ツーリズム北海道推進連絡会は,北海道商工会議所連合会や札幌商工会議所が中心となり,北海道の新たな観光資源としてサイクリングを推進し,北海道が一丸となって観光客を誘致していくため,平成24年度に設立されました。
 同連絡会の構成員である国や北海道,公益社団法人北海道観光振興機構,北海道サイクリング協会等から,それぞれの取り組みについて説明を受けた後,意見交換を行いました。

意見交換を行う委員の様子 意見交換を行う委員の様子

<栗山町議会(北海道夕張郡栗山町)>

 栗山町議会は,平成18年(2006年)5月に全国で初めて議会基本条例を制定し,同条例に基づき毎年,その見直しを図り,議会改革を推進しております。
 同条例の概要や栗山町議会の議会改革・活性化の取り組みなどについて説明を受けた後,意見交換を行いました。

意見交換を行う委員の様子 意見交換を行う委員の様子

<株式会社北海道日本ハムファイターズ(北海道札幌市)>

 株式会社北海道日本ハムファイターズは,「北海道×茨城県プロジェクト」として,茨城県西南地域での公式戦開催や各市町村と連携したマーケティングイベントの開催,野球関連イベントの開催等を通して,スポーツを活用した街づくりに取り組んでおります。
 札幌ドームを視察した後,同社の企業理念である「スポーツと生活が近くになる社会」に向けた取り組みについて説明を受け,意見交換を行いました。

説明を受ける委員の様子 意見交換を行う委員の様子

<札幌市役所(北海道札幌市>

 札幌市は,官民が保有するデータを蓄積して利用者が活用できる札幌市ICT活用プラットフォームを構築するなど,ICTやオープンデータを活用し,地域課題の解決や暮らしの利便性向上を目指す取り組みを進めております。
 同市のICTの活用やキャッシュレス化の取り組みについて説明を受けた後,意見交換を行いました。

意見交換を行う委員の様子 意見交換を行う委員の様子

<トヨタ自動車北海道株式会社(北海道苫小牧市)>

 トヨタ自動車北海道株式会社は,駆動ユニットの生産技術開発及び製造の拠点として,国内外の車両工場へ製品を供給し,低燃費かつ走りの楽しさを追求したクルマ造りに取り組んでおります。
 同社の概要やトヨタ生産方式の説明を受けた後に,機械加工・組付けをしている工場や施設の様子を視察しました。

説明を受ける委員の様子 施設を視察する委員の様子

【令和元年6月26日(水曜日)】

<流通経済大学(龍ケ崎市)>

 流通経済大学のスポーツ健康科学部では,スポーツと健康,スポーツを通じたコミュニケーション等の教育研究が行われております。
 また,同大学は,地元の龍ケ崎市と連携し,教育研究活動によって得られた知識を地域社会へ還元する地域貢献活動に,積極的に取り組んでおります。
 同大学の授業を視察した後,スポーツ健康科学部の概要や龍ケ崎市との連携事業等の地域貢献活動の取り組みについて説明を受けるとともに,スポーツ健康センターを視察しました。

説明を受ける委員の様子 流通経済大学視察の様子

<一般社団法人とりで起業家支援ネットワーク(取手市)>

 取手市では,「起業家タウン取手」を目指し,「ワタシの町の起業支援Match」という事業が実施されております。
 一般社団法人とりで起業家支援ネットワークは,Matchの中核的施設である起業支援型のレンタルオフィス「Match‐hako(マッチバコ)」の運営といった創業・起業支援サービスを提供しております。
 取手市の創業支援の取り組みやマッチバコの概要等について説明を受けた後,取手駅のボックスヒル取手1階のチャレンジショップ(期間限定で出店できる取り組み)を視察しました。

質疑を行う委員の様子 チャレンジショップを視察する委員の様子

【令和元年5月20日(月曜日)】

<筑波大学国際産学連携本部(つくば市)>

 筑波大学国際産学連携本部は,大学の産学連携を一括してマネジメントし,民間との共同研究や,大学発ベンチャーの育成などに積極的に取り組み,研究成果を通じて産業や社会の発展に貢献しております。
 同本部の概要や産学連携の取り組みについて説明を受けるとともに,筑波大学発のベンチャー企業である(株)Waisportsジャパンの取り組みについて説明を受けました。

説明を受ける委員の様子 意見交換を行う委員の様子

<株式会社TMO結城(結城市)>

 (株)TMO結城は,空き店舗を活用した街の賑わいづくりの取り組みとして,結城市内の古い呉服店をシェアスペース「ゆいのわ」として改装しました。
 イベントや勉強会,仕事などに使用できるほか,カフェも併設されており,地域の交流の拠点としても活用されております。
 ゆいのわの概要や,結城の歴史的な街並みや地場産業等の魅力を発信する「結(ゆい)プロジェクト」の概要について説明を受けた後,ゆいのわの施設を視察しました。

説明を受ける委員の様子 結城のまちづくりゆいのわ視察の様子


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