令和7年 総務企画委員会 調査結果
令和7年の総務企画委員会(飯田智男委員長)の重点審査テーマは「市町村域を超えた地域振興策の取組及び広域連携」です。
本委員会では、この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに、その他所管事項についての調査等も行ってまいります。
以下、調査の概要につきまして、ご報告いたします。
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令和7年10月19日(金曜日)
常総市役所
常総市では、株式会社本田技術研究所と協定を締結し、少子高齢化、若者の流出、公共交通機関が脆弱等の様々な課題に対応するため、「AIまちづくり」に取り組んでいます。
市内をフィールドとした知能化マイクロモビリティの進化と実現に向けた技術実証実験や、市民がAIに親しみを持ち、活用することによる新たなまちづくりを目指しています。
担当者から、取組の内容について説明を受け、既存の自動運転車のように高精度地図や磁気マーカシステムといったインフラ等に頼らず、AI技術とカメラにより道路や歩行者を識別しながら走るCIモビリティCiKoMaに体験乗車しました。
下妻市役所
下妻市では、筑西市と連携して令和2年度から下妻駅から筑西市の川島駅までの間で、筑西・下妻広域連携バスを運行しています。
2市の連携により、運行に係る経費を按分し効率的な運営が可能となったほか、各市に位置する駅を起終点とすることにより、沿線の通学・通勤の利用者が年々増加し、令和5年度に利用者数の目標を達成し、令和6年度からは本格運行へ移行しています。
下妻市・筑西市の担当者から取組の内容、現状と課題等について説明を受けました。
結城市役所
結城市は、栃木県小山市が中心市となる「小山地区定住自立圏」に県域を超えて構成市町(※)となっています。
小山市が連携市町と協議のうえ策定した「第2期小山地区定住自立圏共生ビジョン」に基づき、広島平和記念式典へ中学生を合同で派遣や結城紬を活用した観光振興などに取り組んでいます。
結城市・小山市の担当者から具体的な施策等について説明を受け、意見交換を行いました。
※(栃木県)小山市、下野市、野木町、(茨城県)結城市
令和7年9月19日(金曜日)
霞ヶ浦導水事業 上飯沼立坑(茨城町)
霞ヶ浦導水事業は、那珂川下流部、霞ヶ浦及び利根川下流部を連結する地下トンネルによる流況調整河川を建設し、河川湖沼の水質浄化、既得用水の補給等、流水の正常な機能の維持と増進、水道及び工業用水の供給の確保を目的とした事業です。
担当者から、事業の目的、工事の進捗について説明を受け、トンネル工事を行っている立坑内を視察しました。
いたこミズベデザイン(潮来市)
いたこミズベデザインは、潮来市内でSUP(Stand Up
Paddleboard)等のアクティビティや「ネオ図書館」の運営といったコミュニティ活動を行っており、水辺を地域資源として活用することにより、地域の活性化を目指しています。
県外からの移住者である担当者自身の体験談も交え、取組の内容、現状と課題等について説明を受けました。
県外調査(和歌山県・大阪府) 令和7年7月9日(水曜日)~11日(金曜日)
白浜町役場・Office Cloud 9(和歌山県西牟婁郡白浜町)
白浜町は、ワイキキビーチと姉妹浜協定を締結した白良浜や温泉があり、年間に約300万人の観光客が訪れる人気のリゾート地となっています。
平成16年から賃貸オフィスの整備などのIT企業誘致を開始し、近年は企業をターゲットとしたワーケーションを推進しています。民設民営によるコワーキングスペースの開設や子どもが保育園に通いながら家族で地域に滞在できる暮らし体験事業を行っています。
担当者から取組の内容、現状と課題等について説明を受けるとともに、令和4年に開設したレンタルオフィス「Office
Cloud 9」の視察を行いました。
田辺市熊野ツーリズムビューロー(和歌山県田辺市)
田辺市熊野ツーリズムビューローは、熊野古道の世界遺産登録と市町村合併をきっかけに、平成18年4月に設立された官民共同の観光プロモーション団体です。
文化的景観を守り、持続可能で質の高い観光地を目指すため、欧米豪の個人手配海外旅行者をメインターゲットとして、看板の設置などの環境整備を行い、平成22年にはワンストップで宿泊の手配や手荷物の搬送などの手配ができる旅行業を開始し、外国人を受け入れるための体制を構築しています。
担当者から取組の内容、現状と課題等について説明を受けました。
和歌山県庁(和歌山県和歌山市)
和歌山県では、地域の活力となる新たな担い手を呼び込むため、移住・定住や関係人口の拡大に向けた取り組みを行っています。
「くらし」「しごと」「すまい」を総合的に支援するため、「わかやま移住定住支援センター」を東京・大阪・和歌山に設置し、移住支援員によりワンストップで案内しています。また、移住される方に対しては、空き家の改修費用の補助や移住支援金の支給などの支援を行っています。
担当者から取組の内容について説明を受けました。
関西広域連合(大阪府大阪市)
関西広域連合は、地方自治法の規定に基づいて設立された全国初・唯一の府県域を超える広域連合であり、関西の2府6県4市※で構成されています。
地方分権社会の実現のため、国の事務・権限の受け皿としての役割等を目指し、関西で広域的に取り組むべき事務として、ドクターヘリの運航や調理師・製菓衛生師及び准看護師に係る資格試験・免許等の事務を執行しています。
取組内容について説明を受け、意見交換を行いました。
(※)滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県及び徳島県並びに京都市、大阪市、堺市及び神戸市
令和7年5月22日(木曜日)
水戸市役所
水戸市では、県央地域9市町村※により、地域経済の活性化、都市機能の向上、生活環境の充実を目指す「いばらき県央地域連携中枢都市圏」を形成しています。
水戸市が連携市町村と協議のうえ、策定した「中枢都市圏ビジョン」に基づく具体的な施策等について説明を受けました。
(※)水戸市、笠間市、ひたちなか市、那珂市、小美玉市、茨城町、大洗町、城里町、東海村
日立市役所
日立市では、廃線となった日立電鉄線の鉄道跡地をバス専用道路として整備し、新交通「ひたちBRT」を導入しています。
令和6年度からは、国の「RoAD to the
L4」プロジェクトの実証実験として、システムが運転を行うレベル4自動運転バスによる営業運行を行っています。
担当者から取組の内容、現状と課題等について映像資料等を交えながら説明を受けました。
高萩ユーフィールド(高萩市)
高萩ユーフィールドでは、廃校となった校舎や体育館を活用して、キャンプ場の営業やドローンスクールを開講し、地域の交流人口拡大に取り組んでいます。
事業内容等について説明を受けた後、施設内を視察しました。