平成26年第1回定例会で可決された意見書・決議・請願

《意見書・決議》


大雪被害に対する支援の拡充を求める意見書

 去る2月上旬から中旬にかけ,本県は県内全域で大雪や強風に見舞われ,農作物や農業用施設等において,被害額が約27億円に及ぶ甚大な被害が発生しました。
 その中でも,農業用施設などで,5,500棟を超える損壊・倒壊の被害があり,また,倒壊した施設内の作物・家畜等が収穫や出荷が不能となっております。被災農業者は,施設の多くを失い収入も大きく減少することが見込まれる状況のなか,今後の経営の継続に大きな不安を抱えております。農業用施設の復旧・修繕が遅れれば,被災農業者の生活や農業生産のみならず,地域経済にも大きな影響を及ぼすことが懸念されております。
 つきましては,下記事項について特段の措置を講じられるよう強く要望します。

  1. 被災した農業用ハウス等の撤去及び再建・修繕について,被災農業者の負担が生じないよう,一日も早い経営再開が可能となる支援策を講ずること。
  2. 農業用資材の不足が懸念されることから,施設の復旧・修繕に支障を来すことがないよう,引き続き資材の円滑な供給について業界団体等に働きかけを行うこと。
  3. 被災した養鶏農家が経営を再開できるよう新たな助成制度を創設するなど支援策を講ずること。

▲このページの上部へ


第74回国民体育大会開催に関する決議

 国民体育大会は,国内最大のスポーツの祭典として,広く国民の間にスポーツを普及し,国民の健康増進と体力の向上を図るとともに,地方スポーツの振興と地方文化の発展に大きく貢献してきた。
 平成31年に45年ぶりの開催を目指す第74回国民体育大会は,スポーツ機会の拡大や競技力向上など,本県スポーツの普及と振興に大きく寄与するとともに,豊かな自然や特色ある歴史・文化,最先端の科学技術,豊富な農林水産物などの本県の魅力と県民力を全国に発信する絶好の機会である。
 また,東京での開催が決定したオリンピック・パラリンピックを翌年に控え,国民のスポーツに対する関心もより一層高まり,注目を集める大会となることが期待される。
 茨城県では,第74回国民体育大会の基本目標を「いばらきの魅力を発信 みんなで創るスポーツの祭典」とし,「いばらきの魅力を発信する国体」「いばらきの特色を生かし,創意工夫を凝らした国体」「人情味あふれるおもてなしで創る国体」「更なるスポーツの推進を図る国体」の実現を目指して,総力を挙げて開催準備に取り組んでいるところである。
 よって,本県議会は,第74回国民体育大会(本大会)が茨城県で開催されるよう,県民の総意に基づき強く要望する。

▲このページの上部へ