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更新日:2023年6月13日
1回だけなら大丈夫、いつでもやめられる、そんな甘い考えこそ危険です。
A1 薬物乱用とは、あそびやおもしろ半分で薬物を不正に使ったり、悪用することです。病院などで使われている薬であっても、決められた目的以外に使うと乱用になります。
A2 日本で一番多いのは覚醒剤ですが、他にも、大麻、MDMA、あへんなどがあります。また、薬物の呼び名はいろいろなものがあって、「エス」や「スピード」というのは覚醒剤のことですし、「マリファナ」や「ハッパ」は大麻のことです。知らないで乱用すると、たいへんなことになります。
A3 「脱法」、「合法」といわれているものも医薬品医療機器法等で規制された成分を含んでいることがあり、大変危険です。
危険ドラッグは、乱用すると、吐き気、頭痛、精神への悪影響や意識障害などが起きる可能性があります。覚醒剤や大麻などと同様に、自分の意志でやめることが出来なくなる危険性が高いものです。
A4 乱用薬物のもっとも恐ろしい特徴は、何度も繰り返し使いたくなる、いわゆる「依存性」です。
1回だけと思っても、何度も繰り返し使うようになり、ついには自分の意志ではやめられなくなってしまいます。
A5 他人に迷惑をかけなければ自由だと考えている人がいますが、世界中の国で、個人が自由に薬物を使うことを法律で厳しく禁止しています。
薬物を使用すると、本人の意思にかかわらず、幻覚、妄想といった精神障害をきたし、その結果、凶悪な殺人事件などの犯罪や交通事故を起こしてしまいます。ですから、個人の自由は認めていないのです。
A6 薬物乱用のきっかけは、その危険さ、恐ろしさをわかっていない人達に対する巧みな誘いかけが大きな理由になっています。
例えば、「やせる薬」「徹夜しても疲れない薬、眠くならない薬」「元気の出る薬」といったものや、「みんながやっているから」「最近流行っている」と、警戒心を抱かせない誘いかけがみられます。
薬物乱用がもたらす恐ろしい結果について正しく理解し、ゼッタイに手を出さないという自覚が大切です。
A7 薬物を乱用すると、体のあちこちに障害を起こします。
薬物は最も重要な器官である脳を破壊しますが、こわれた脳は二度ともとに戻らず、その結果生じた精神障害は一生残ります。
A8 考える力が弱くなり、記憶がうすれます。実在しないものが見えたり、聞こえないはずの音が聞こえたりします。
そのような状態では、とても普通の生活は出来ません。恐ろしいのは、それが薬では治らないことです。
A9 薬物乱用は犯罪です。国によって違いはありますが、どの国でも薬物犯罪にはたいへん厳しい罰則があります。最高の刑は死刑という国も多く、観光で訪れた外国人でも,乱用すると犯罪者として逮捕されます。
A10 薬物の問題で悩んだ時の相談先として、精神保健福祉センターがあります。
精神保健福祉センターでは、専門のスタッフが相談にのってくれます。もちろん秘密は守ります。家族の方でも結構です。
茨城県精神保健福祉センター 電話番号:029-243-2870
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