新型コロナウイルス感染症の5類への位置付け変更について
新型コロナウイルス感染症は、令和5年5月8日から感染症法上の位置付けが「5類感染症」に変更されることとなります。
位置付け変更に伴い、下記のとおり各種対応が変更となりますので、ご確認ください。
一方、位置付けが変わることによって、新型コロナウイルスの特性が変わるわけではありません。
必要な感染対策は引き続き講じて頂きますよう、ご協力をお願い致します。



新型コロナウイルス感染症の「5類移行後」の対応(PDF:772KB)
(参考)知事定例記者会見における発言要旨230427
県民の皆様に関係すること
外来について
- 新型コロナ治療薬(ラゲブリオ、ゾコーバなど)の薬剤費のみ、引き続き自己負担が発生しません。
- 初診料や検査費用のほか、一般的な解熱剤や鎮痛剤に関する費用は、自己負担が発生(保険診療)します。
- なお、医療機関に受診される際は、これまでと変わらずマスクの着用にご協力ください。
入院について
- 医療費や食事代に関する費用は、自己負担が発生(保険診療)します。
- 医療費については、高額療養費制度の自己負担限度額から原則2万円を減額した額が自己負担の上限となります。なお、年齢や年収により自己負担額は変動します。
- 入院患者の面会については、感染状況等により各医療機関において制限される場合がございますので、ご了承ください。
宿泊療養について
- これまで開設していた隔離目的の宿泊療養施設は廃止となります。
- ただし、高齢者や妊婦の方の療養を目的とした宿泊療養施設は、5月8日以降も継続いたします。
(高齢者や妊婦の方以外はお申込できません、)
- なお、宿泊料は引き続き自己負担がありません(無料)が、食事代は自己負担が発生します。
- また、宿泊療養中に受けた新型コロナにかかる医療に関する費用は、外来での対応と同様、自己負担が発生(保険診療)する場合があります。
自宅療養について
- これまで、感染症法に基づき陽性者に対し、7日間(無症状病原体保有者は5日間)の外出自粛をお願いしておりましたが、今後は感染症法上の制限は無くなります。
- しかしながら、5日間は感染リスクが残存することから、他人へうつす可能性がありますので、ご自宅などでの療養をご検討ください。
目安は、発症日から5日間が経過し、かつ、症状軽快から24時間経過するまでとなります。
- なお、未就学児も含む児童・生徒は、学校保健安全法に基づき、5日間が出席停止期間(発症後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで)となりますので、各学校の指示に従ってください。
- 会社などについては、就業規則等をご確認の上、所属の指示に従って、適切な期間療養してください。
体調悪化時の相談先について
県では、療養中の体調悪化時の相談先として、「茨城県新型コロナウイルス感染症電話相談センター」を設置します。
- 対応時間7時30分~21時00分(土日・祝祭日・年末年始を含む)
- 電話番号029-301-3200
電話相談センターでは音声ガイダンスを導入しております。陽性の方は1を押して頂き、オペレーターに体調等をお話しください。
また、電話応対の品質向上のため相談内容を録音させて頂いております。
なお、感染拡大に伴い、電話が繋がりにくい場合がございますのでご理解いただきますようお願いいたします。
ワクチンについて
- 新型コロナウイルスワクチンについては、令和6年3月31日まで引き続き自己負担なしで接種が出来ます。
- 対象となる方はお近くの医療機関などで接種できます。接種券はお住まいの市町村で準備でき次第、順次発送される予定ですので、お待ちください。
薬局の無料検査について
- これまで感染不安を感じる方に対し、薬局での無料検査を行っておりましたが、検査キットが広く一般流通していることや、インフルエンザなど他疾患との公平性などから、終了いたします。
- 今後は、薬局等で販売されている検査キット(医療用、第1類医薬品と表記されたもの)をご自身で購入いただき、活用してください。
濃厚接触者について
- これまで、感染症法に基づき濃厚接触者に対し、5日間の外出自粛をお願いしておりましたが、今後は感染症法上の制限は無くなります。
- ただし、感染しているリスクがありますので、体調を注意深く観察し、発熱などの症状が出た場合は、かかりつけ医等の近隣の医療機関へ電話連絡の上、受診してください。
- 不要不急の外出や、周囲の方との接触は控えてください。(やむを得ない場合は、マスクの着用と手指衛生などの感染予防策を必ず行ってください)
イベント等の開催制限
- これまで、収容率100%でイベントを開催するためには、感染防止安全計画の策定が必要でしたが、今後は撤廃されることとなります。
感染状況の把握、公表について
- 全数把握ではなく、季節性インフルエンザと同様、県内約120カ所の医療機関で定点把握となります。
- 定点把握に伴い、「茨城県コロナNext」は5月8日をもって廃止いたします。
- 定点当たりの患者数については、週1回下記のホームページで公表していきます。
初回公表は、5月18日(5月8日から5月14日までの取りまとめ分)を予定しております。
医療機関に関すること
外来について
- これまで、診療・検査医療機関として新型コロナウイルス感染症に対応している医療機関を公表しておりましたが、今後は「外来対応医療機関」として名称を変更し、公表を継続します。
- 県では感染症法上の位置付け変更に伴い、幅広い医療機関で新型コロナウイルス感染症に対応して頂くため、現在県ウェブページに掲載されている医療機関一覧を活用し、同一覧に院内トリアージ実施料(300点)の算定要件となる「かかりつけ患者以外への対応」の情報、発熱患者から電話相談があった際の対応等を併せて掲載してまいります。
- また、感染対策に必要な設備補助などについては引き続き継続される予定ですので、厚生労働省から連絡があり次第、ご連絡いたします。
入院について
- これまでの入院受入医療機関は、重症・中等症2(酸素投与必要)の患者を中心に対応頂くこととなります。
- 軽症・中等症1で入院を要する患者は、入院受入医療機関に限らず、幅広い医療機関でご対応頂くことになります。
(原則として、患者を診察した医療機関が入院先を調整することになります。)