更新日:2020年2月26日

ここから本文です。

検視係

検視係イメージ画像

絶対に見逃さないという責任感と緊張感を持って、日々の業務に取り組んでいます。

捜査第一課では、殺人、強盗、強姦、放火といった重大事件を主に扱っています。

捜査第一課といったら、強面でクセの強い人たちを想像すると思いますが、皆さんが想像するよりも明るく楽しい職場です。何より、皆「被害者の無念を晴らす」という共通の目標を持っているので、毎日刺激を受けながら仕事をしています。

私が勤務する検視官室の主な業務は、病院で医師に看取られた以外の環境にあったご遺体について、犯罪によって亡くなったのか否かをその環境やご遺体の状況から総合的に判断することです。

検視官室に配属になったばかりのころ、一人暮らしの若い男性が自宅で亡くなっている事案がありました。その方は持病もなく、前日まで元気に仕事をしていました。外見上死因を特定することが困難でしたが、私がペアを組んでいた検視官は、あらゆる所見を勘案されたうえで、心臓からの出血死を疑いました。ご遺族の承諾の下、法医学を専攻されている医師にCT撮影を依頼した結果、心臓の血管が裂けてなくなっていたと特定でき、検視官がおっしゃっていたとおりであったと分かったのです。

検視係サブイメージ01 検視係サブイメージ02

検視という仕事は、極論で言えば殺人事件か否かを判断する仕事です。もし犯罪死を見逃せば、亡くなった方の無念は晴らせなくなります。私たちは絶対に見逃さないという責任感と緊張感を持って、日々の業務に取り組んでいます。このような重要な仕事に就かせていただいていることで、身が引き締まる思いですし、私も検視官の様に法医学に精通した知識を身につけなければいけないと考えています。

また、検視官室で勤務する上で、絶対におろそかにしてはいけないことがあります。それは、ご遺族の心情を思いやることです。ご自宅や屋外で亡くなった方の検視をする場合、そこには大切な方を急に失ったご家族がいます。そんなご家族の心のケアもまた、私たちの大事な仕事のひとつなのです。

刑事部捜査第一課検視係 巡査部長 平成22年採用

学生の皆さんにメッセージ

検視係イメージ元々は民間の企業で営業の仕事をしていました。しかし、警察官だった祖父と、ある日何気なく会話をしていると、「県民の為に人生を懸ける」ことができるのが警察官の仕事だと知り、そんな人間として生きていきたいという衝動を抑えることが出来ず、警察官という道に転職しました。

事件の都合で不規則な勤務になることは当然ありますが、家族の記念日などは優先して休暇を取得できますし、自分の選択に後悔はしていません。

学生のうちから100%の人生設計を出来る人はいません。仕事、収入、家族等々、今できる限りのイメージを膨らませて、少し先、10年後に自分がどんな大人になっていたいのかを想像して職業選択をしましょう。仕事にやりがいを求めるなら、警察官一択です!