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更新日:2017年7月7日

常陸太田で暮らす/働くならコミュニティの入り口として利用したい、鯨ヶ丘のコミュニティカフェ「Cafe結+1」

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けんぽくレポート

強い日差しの照りつける暑い日もあれば、冷たい雨の降りしきる寒い日も。体調には気をつけたいこの梅雨の時期、みなさんはどのようにお過ごしですか。

こんにちは、常陸太田在住のライターの山野井です。この街には素晴らしいところがたくさんあります。その中で、観光地としても暮らしの場としてもお勧めしたいのは、鯨が丘商店街です。
今回はこの商店街に佇む「Cafe結+1」を紹介したいと思います。

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写真は板谷坂。常陸太田の街が見渡せる。

私は3年前に東京からUターンで移住してきました。私が初めて鯨が丘を訪れたのは、まだ東京で働いていたころ。里帰りしたときに車で通りかかった街に強く興味を惹かれ、後日、ひとり自転車で向かったのが最初です。郊外化が進む市内のなかで時が止まったかのように、商店街のあちらこちらに古い土蔵や商店建築が残ります。昔は映画館があったり、デパートがあったりと賑わいのあった街だそうです。なんて素敵な場所なのだろう、とわくわくしながら散策したのをいまでも覚えています。

街のコトとモノが集まる「コミュニティカフェ」

その街にはどんなひとが住み、どんなお店があって、どんな活動が行われているのか。とくに「古い街」「小さい街」のコミュニティに移住したいと思ったとき、外から見ているだけではわからないことがたくさんあると思います。そのことが不安の原因になり、結局移住したいと思う気持ちがいつしか冷めていく...。

常陸太田を移住先の選択肢として考えている方にぜひおすすめしたいのが、コミュニティカフェ「Cafe結+1」です。

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鯨ヶ丘の一角にあるCafe結+1。元は古民家だった建物。

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店内に入っていくと、建物を長い年月のあいだ支えてきた柱や梁、調度品に歴史を感じつつ、新たに現代風のインテリアがバランスよくアレンジされていて、居心地の良い空間です。照明や家具が落ち着く空間を演出しています。

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お店の内外で開催するワークショップやイベントのチラシ。

お店の入り口にイベントのチラシや冊子がたくさん設置されてます。茨城県北エリアではまだネットで情報を得るのは難しいので、こういう場所はとても貴重なのです。面白そうなイベントはお茶がてら、ここでチェックしておけば間違いありません。

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レジの前には地元の人参ジュースや常陸太田のマスコットの商品も。昔から作られている河合の箒を紹介した冊子など地元に密着したものが置いてあります。

店内には地元の作家さんの作品が置かれていたり、地元の農家さんがつくる人参ジュースが売っていたり。私はカフェの利用だけではなく、この美味しい人参ジュースが飲みたくて買いに行くことがあります。伺う度、会話から地元の情報が得られ、ここ「カフェ結+1」へ訪れる楽しみの一つでもあります。

元々はコミュニティの場所として立ち上げた場所です。でも運営のためには家賃を払っていかなければならない。一緒に立ち上げた仲間のなかには、ケーキ作りが得意だったり、園芸のプロで植物を扱える人もいました。それだったら、カフェができるのでは、と自然な流れでいまの「カフェ結+1」をつくることになりました。

そう話すのは、このカフェを運営する塩原慶子さん。Cafe結+1のウェブサイトの冒頭には以下の文章が添えられています。

コミュニティカフェ cafe+1

結=力を合わせて一緒に作業をすること常陸太田市で暮らしてる中で知り合った女性8名、ひとりひとりは小さな力をみんな合わせて、常陸太田にカフェを創りました。有機野菜・ガーデニング・ケーキ・雑貨・お話会・ワークショップなどいろんな楽しみに出会い、ほんのちょっと今よりプラスの気分になれるカフェ。スローな時間をコーヒーと一緒にいかがですか。

出典:http://yui-1.com/cafe/aboutus/

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2階のスペースも利用できます。木の床がとても気持ちいい。けっこう広いです。

また、ここでは定期的にワークショップも開かれています。詳しくはウェブサイトのカレンダーからワークショップの情報を見ることができます。
ワークショップに参加するだけではなく、自分で制作した作品を発表したいひとには、2階のスペースを1日3000円で借りることも可能です。クリエイターさんの発表の場として絶好の場なのではないでしょうか。

本との出会いと美味しいコーヒー

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詩集、料理、ガーデニング、アート関係、写真集。リトルプレスもあります。手に取りたい気になる本が並んでます。

店内の本棚にはたくさんの本や雑誌が並んでいます。まるで小さな本屋さんです。東京を拠点にしながら出身の常陸太田でも活動する灯文庫の益子さんがセレクトした本のほか、元々塩原さんが置いていた本がたくさん並んでいます。灯文庫さんの本は自由に読むこともできますし、もちろん買うこともできます。

小さなセレクトの中でも棚を眺めて、本と出会う、そういう機会を提供できたら、というのが灯文庫の益子さんが目指しているものだと思います。

と、塩原さん。

ランチの時間帯は地元の人たちにとって友人たちと美味しいランチを食べながらおしゃべりする憩いの場となっているようです。ランチの時間が終わったお茶の時間帯に美味しいコーヒーを飲みながら本をゆっくり読むことができそうです。

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お勧めのコーヒー、フレンチプレス。専用の容器に荒く挽かれた豆とお湯が入れられ、時間をおいて抽出します。時間になったら、カップへ注ぎます。

本を楽しみながら飲みたい私のお勧めの珈琲はフレンチプレス。栃木・那須に本店を置く名店、cafe shozoさんから仕入れた珈琲豆は荒く挽くことでちょうどいい苦みになるとお店の方が教えてくれました。程よい苦みと豆の風味が味わえる珈琲は一口、口に入れると思わずふうーと一息、気持ちもゆったりしてきます。

コミュニティスペースとしてはもちろん、気構えることなく店内を利用出来るカフェスタイルは、どんな人も気軽に利用できます。こういった場所があり利用できるのは、外からきた人たちにとってはありがたい場所、利用したい場所であります。本と珈琲があってこそカフェはくつろげるコミュニティーカフェとして機能しています。

本と珈琲があってこそくつろげるコミュニティーカフェ

店名のとおり、ほんのちょっと「今よりプラス」の気分になれるカフェ。まさにCafe結+1はそういう場所です。オーナーの塩原さんにお話を伺ってみて、オープン当初から変わらぬ想いでやってきたのだな、と感じました。

塩原さんは子育てをしていくなかで出会いがあり、自分たちで何かしたい、というひとたちが集まり、話し合いをしたり情報交換をしたりしてきました。それをオープンに誰でも利用できて、面白そうだったら混ざれるような場所があったら。ひとを繋ぐ場所としてコミュニティカフェを立ち上げました。よそから移ってきたひとがどこに聞いたらいいか分からない生活に密着した情報も得られます。

ここは、環境もいいし、結婚して子供を産んで子育てしていくにはとてもいいところ。だけど、みんながみんな同じライフスタイルを望んでいるわけではない。多様性が街に生まれて、その中で自分のライフスタイルが選択できるなら、もっと住み易い街になるのでは。

そう塩原さんは語っていました。地元のひと、結婚して移住してきたひと、仕事で移ってきたひと、移住してきたけどどうやって地元のひとと関わればいいかわからないひと、何か始めてみたいひと、それぞれのいろんなひとたちの想いがここで繋がり、繋ぐ場所となっています。

 


店舗情報

Cafe 結+1
所在地 〒313-0051 茨城県常陸太田市東一町2288
Tel 0294-72-8860
Website yui-1.com(外部サイトへリンク)
OPEN:11:00〜17:00/日・祝日 11:00〜15:00(LO 14:30)
CLOSE:木・第1水・第3日曜日

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政策企画部県北振興局振興

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2715

FAX番号:029-301-2738

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