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更新日:2017年8月19日

海と音楽のある暮らし。日立の海辺のお宿で生まれる笑顔の連鎖、地元ミュージシャンが参加者を巻き込む『うのしまSecond Sunday Live 嬉海音×楽海音』イベントレポート

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けんぽくレポート

海と音楽、このふたつには暮らしをグッと豊かにしてくれるチカラがある、そう思う方も多いのではないでしょうか。

こんにちは、ふるさとである日立市を拠点にフィットネスインストラクターをしながら、駆け出しのライターとして活動中の柴田美咲です。

前回の記事「太平洋まで徒歩0分!海好きなクリエイターにおすすめしたい、海辺のセカンドハウス『うのしまヴィラ』」でご紹介した、日立市太田尻海岸にある海辺のお宿『うのしまヴィラ』。ここでは毎月第2日曜日に音楽イベントが開催されています。その名も『うのしま Second Sunday Live(以下、「うのしまSSL」) 嬉海音(うれしーね)×楽海音(たのしーね)』

このイベントを運営している主なメンバーは、茨城県北地域を中心に活動しているミュージシャンたちと地元の人たち。
今回私は2017年5月で12回目の開催となるこちらのイベントにお邪魔してきました。

音楽とともに過ごす海辺時間

 

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うのしまヴィラの目の前は海。太田尻海岸と呼ばれている。

 

5月14日(日曜日)の午後、私はうのしまヴィラへと車を走らせました。うのしまヴィラまでは、日立駅から車で約8分。海の上を通っている日立バイパスを北に進むルートがおススメです。

駐車場に車を停め、車のドアを開けると、身体が海の香りにつつまれます。目の前に広がる美しい砂浜と海、この日はあいにくのくもり空でしたが、それでもやっぱり心地よく、思わず深呼吸。日立というと工業の街というイメージがありますが、実は海も山も川もある自然豊かな場所。特に海は私たち地元の人にとって身近な遊び場・憩いの場です。そんなことをしていると、風に乗ってギターの音色と優しい歌声が聞こえてきました。

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この日の会場であるユズリハハウス

会場には出演者、参加者、スタッフなど35名ほどの人が集まっていました。いつもはカフェ&ダイニング海音(シーネ)が会場となっているそうですが、今回は別棟のユズリハハウス1階での開催です。

「ユズリハハウス」は、うのしまヴィラのオーナーである原田実能(はらだみのう)さんが『みんなが集い笑い楽しみつながる集会棟』として敷地内につくったレンタルスペース。2階建ての建物で、1階はコンサートやギャラリー、ワークショップをするにもぴったりなコンクリート土間の多目的スペース。2階はヨガやリラクゼーションイベント、さらにゼミ合宿も可能な畳のお部屋となっています。

 

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ユズリハハウス内でスタンバイ中のミュージシャン

 

この日の出演者は4組。茨城県北地域を中心に活動しているミュージシャン3組と、東京で活躍中のマジシャンが登場。前半は個々のパフォーマンス、後半はミュージシャン同士・歌とマジックなどコラボレーションが楽しめるタイムテーブルとなっていました。ギターの音色と優しい歌声に心がゆるみ、この辺りでは珍しい三線の音に癒されたと思ったら、マジックでピリリと刺激が走る。

参加者の皆さんは、イスに座って聞き入る人、音楽に合わせて身体を左右に揺らす人、トントントンと足でリズムをとる人、いつでも聞けるようにとスマートフォンで動画を撮る人...思い思いに海辺での音楽時間を楽しむ様子が印象的でした。

参加者を巻き込み一緒に楽しい空間をつくっていく

「この曲知ってる人、一緒に歌いましょう!」

こんな風に、出演者が参加者へ投げかけるシーンがときおり見られました。

聴くだけよりも、自分も何かしたという経験がさらに『楽しい!』につながるんじゃないかな。

この日の出演者のひとり、大塚浩さんはそう話していました。

その投げかけ以降、小声で口ずさんだり、合いの手を入れたり、指笛で盛り上げたりと、参加者のアクションが増えました。
そしてじわじわと会場全体がひとつになっていくのが感じられました。

 

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うのしまチャレンジコーナーにてステージに立つ梅原さん(中央)

 

またこの日は、参加者がステージに立って歌うことができる『うのしまチャレンジ』という企画が組み込まれていました。カラオケのように曲を流して歌うのではなく、出演者が奏でるギターの音色とともに歌うことができます。

今回2回目のチャレンジということでステージに立った梅原勝彦さんは「とても緊張した。これに出ると決めてから今日まで必死に練習したけど、緊張で歌詞がとんでしまった。でも楽しかったし、歌うのが好きな人にとってこういう機会はありがたい。これをきっかけに、自分の夢がまたひとつ増えた」と話してくれた。またステージに立ち同じミュージシャンに伴奏してもらうこと、自分もライブを企画すること――。

チャレンジを終えた梅原さんの目には、もう次の未来が映っていました。

うのしまSSLをはじめたきっかけ

 

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うのしまヴィラオーナー原田さん(左)とうのしまSSLイベント運営メンバーのひとりである玉守さん(右)

 

こちらのイベントがスタートしたのは2016年6月。

歌で地域を元気にしたいというミュージシャンと出逢い、音響機器を提供してくれそうな人を紹介したところ、トントンと話が進んでいったんです。

そう話してくれたのは、運営メンバーのひとりである高野たい子さん。

そのミュージシャンというのは、運営メンバーのひとりでもある玉守ヒロトさんのこと。

現在は大子町や地元・日立市を中心に活動されていますが、それまでは都内での活動が多かったという玉守さん。「ふるさとである茨城を元気にしたい」という想いから地元での活動を増やしていったそう。その中で高野さんと出逢い、以前からご縁があったといううのしまヴィラの館主・原田実能さんに相談をしたことで、『うのしまSecondSunday Live嬉海音×楽海音』がスタートしました。

以降、毎月第2日曜日に定期開催されており、私が伺ったこの日の時点で12回目。13回目となる6月は1周年を記念してのスペシャルイベントが開催され、現在は14回目が終了。うのしまヴィラ館主・原田さんは、「頑張る若者を応援したい。人と人がつながって化学反応が起きる場づくりをしていきたい」と、その様子を温かく見守ってくれています。

笑顔の連鎖

 

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参加者さんとコミュニケーションを取りながらギターと三線を奏でるマイサテさん(左)りるさん(右)

 

イベントが終盤になるにつれ、会場にはますます笑顔が増えてゆく。表現する人、チャレンジする人、応援する人、見守る人、このイベントを通して人と人がつながってゆく。その様子は、このイベントからまた何か新しいものが生まれるのではないかとわくわくするものでした。
運営メンバーのみなさんからは、1年続けて見えてきたもの、続けたからこそ新たに浮かび上がってきた課題、それらと向き合いながらよりよい時間をつくろうとするアツい気持ちが伝わってきました。

毎月第2日曜日は、海と音楽でいい時間。

 

「うのしまSecond Sunday Live」は現在は開催されていません。

 


 

うのしまヴィラ

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所在地〒317-0052茨城県日立市東滑川町5丁目10-1
電話0294-42-4404
定休日毎週火曜日・水曜日

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