総合部会（第5回）の開催結果について

平成27年10月22日木曜日に茨城県総合計画審議会『総合部会（第5回）』が開催され、新しい総合計画の政策展開の基本方向や重点プロジェクト、地域づくりの基本方向等について審議が行われました。

日時：平成27年10月22日（木曜日）午前10時～12時

場所：茨城県薬剤師会館3階大会議室

議事

（1）新しい県総合計画の「政策展開の基本方向（素案）」について

（2）新しい県総合計画の「重点プロジェクト（素案）」について

（3）新しい県総合計画の「地域づくりの基本方向（素案）」について

（4）新しい県総合計画の「グランドデザイン（イメージ）」について

（5）新しい県総合計画の「人口・経済の展望（骨子案）」について

審議結果（主な意見）

政策展開の基本方向

• 災害に備えて、行政文書のバックアップ体制を充実してほしい。

重点プロジェクト

PJ1ストップ少子化・移住促進プロジェクト～人口減少への挑戦～

• 女性が妊娠・出産で離職するのは、職場の理解不足も大きい。職場環境の改善、理解の促進も入れてほしい。

PJ2いきいき健康長寿社会創造プロジェクト

• これまでは高齢者対策であったが、これからは、生まれたときからの予防、健康づくりが重要になってくる。
• 住民も、欲しがるだけでなく、医療・福祉人材をどう支えるか真剣に議論すべき。

PJ3みんなで守る暮らしの安全・安心プロジェクト

• 原子力安全対策の充実について、項目立てして明記した方が良い。

PJ7未来を創る産業イノベーション創出プロジェクト

• IoT時代に向けて、ものづくり・サービス産業等々への先行的な対応といった視点を入れてほしい。

PJ8日本の農業をリードする新たな需要開拓プロジェクト

• 海外販路拡大は、アジア圏だけではなく、次の一手を見据え、北米やヨーロッパ市場の情報収集やマーケティングについても入れてほしい。

PJ11観光おもてなし日本一プロジェクト

• ハード、インフラに重点が置かれており、おもてなしの内容につながっていない。
• 観光客に対する安全対策の強化も、おもてなしと同様に必要。

PJ12魅力あふれる県北地域創造プロジェクト

• 文化や歴史というキーワードも追加してほしい。

その他

• イメージアップについて、茨城は色々と全国上位のものがあるのだから、茨城ランキングのようなものをどこかに入れて、茨城に誇りを持てるようにしてはどうか。

地域づくりの基本方向

• もう少し踏み込んだ施策があった方がわかりやすくなると思う。
• 地域毎の特徴や目指す姿が弱い。地域特性について一語で語れる「キーワード」があると非常にわかりやすくなると思う。
• 新しい「協働」は良い言葉だが、「推進する」という表現よりも、県民自らがやらなければならないということを明確に打ち出してはどうか。
• ゾーンを横断する取組で、茨城の景観について統一感やアイデンティティーを感じられるようなものを検討してほしい。

グランドデザイン

• グランドデザインのイメージ図にある「イノベーション」という言葉について、技術革新だけでは無く、社会、地域、暮らしを大きく変えるということをきちんと明示した方が良い。

人口・経済の展望

• 経済の展望については、非常に予測が難しい中、希望的・推測的な展望になるのであれば、無理に入れなくてもいいのでは無いか。
• 国の経済成長の目標に合わせるためには、生産性を相当に伸ばす必要があるが、そのために必要な技術・科学力を茨城県は持っている。
• 人口予測も複数パターンとしているので、経済予測も複数パターンとした方が良いのではないか。

配付資料

【資料1】政策展開の基本方向（素案）（PDF：9,552KB）

【資料2】重点プロジェクトについて（PDF：436KB）

【資料3】地域づくりの基本方向（素案）（PDF：329KB）

【資料4】グランドデザイン（イメージ）（PDF：138KB）

【資料5】人口・経済の展望（骨子案）（PDF：173KB）

【参考資料1】専門部会（第4回）の意見概要（PDF：147KB）

【参考資料2】茨城県まち・ひと・しごと創生総合戦略素案（パブリックコメント（H27年10月5日～25）資料抜粋）（PDF：1,216KB）

【参考資料3】全体構成（案）新旧対照表（PDF：71KB）