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報道発表資料

更新日:2021年6月24日

茨城県鉱工業指数-令和3年(2021年)4月分-

 令和3年(2021年)6月24日掲載

  • 茨城県の指数について年間補正を行い、令和2年(2020年)1月分以降の数値を改定しました。

今月の動き

令和3年(2021年)4月の鉱工業指数(季調済)は、生産:102.5、出荷:103.4、在庫:86.3となった。

  • 生産は、前月比9.4%上昇し、2か月ぶりの上昇となった。
  • 出荷は、前月比11.3%上昇し、2か月ぶりの上昇となった。
  • 在庫は、前月比1.9%低下し、2か月連続の低下となった。

ここがポイント

  • 生産指数は前月比9.4%と2か月ぶりの上昇。主な要因には次の業種の上昇が挙げられます。
    電気機械工業(前月比43.2%、特に、開閉制御装置、非標準変圧器が上昇)
    汎用・業務用機械工業(前月比27.1%、特に、汎用内燃機関、エレベータが上昇)
  • 出荷指数は前月比11.3%と2か月ぶりの上昇。主な要因には次の業種の上昇が挙げられます。
    汎用・業務用機械工業(前月比90.0%、特に、一般用蒸気タービン、汎用内燃機関が上昇)
    電気機械工業(前月比30.6%、特に、開閉制御装置、非標準変圧器が上昇)
  • 在庫指数は前月比-1.9%と2か月連続の低下。主な要因には次の業種の低下が挙げられます。
    化学工業(前月比-5.7%、特に、ふっ素樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンが低下)
    その他工業(前月比-8.5%、特に、金属製家具、ボールペン、マーキングペンが低下)

1.概況

本県と全国の概要(2015年=100)

  生産 出荷 在庫
本県

季節調整済指数

102.5

103.4

86.3

前月比(季節調整済)%

9.4

11.3

-1.9

原指数

101.7

102.0

85.2

前年同月比(原指数)%

12.4

17.0

-12.0

全国

季節調整済指数

100.0

97.7

94.7

前月比(季節調整済)%

2.9

3.1

-0.1

原指数

98.8

95.6

93.6

前年同月比(原指数)%

15.8

16.2

-9.8

1.1.生産

生産指数(季節調整済)は102.5で前月比は9.4%となり、2か月ぶりに上昇した。また、前年同月比(原指数)は12.4%であった。
業種別にみると、電気機械工業、汎用・業務用機械工業などが上昇し、化学工業、金属製品工業などが低下した。
財別にみると、すべての財が上昇した。

1.2.出荷

出荷指数(季節調整済)は103.4で前月比は11.3%となり、2か月ぶりに上昇した。また、前年同月比(原指数)は17.0%であった。
業種別にみると、汎用・業務用機械工業、電気機械工業などが上昇し、化学工業、金属製品工業などが低下した。
財別にみると、すべての財が上昇した。

1.3.在庫

在庫指数(季節調整済)は86.3で前月比は-1.9%となり、2か月連続で低下した。また、前年同月比(原指数)は-12.0%であった。
業種別にみると、生産用機械工業、非鉄金属工業などが上昇し、化学工業、その他工業などが低下した。
財別にみると、その他用生産財が上昇し、非耐久消費財、鉱工業用生産財などが低下した。

鉱工業生産指数、在庫指数の推移(2015年=100、季節調整済)(茨城県)

鉱工業生産指数,在庫指数の推移(季節調整済)(茨城県)のグラフ

鉱工業生産指数、在庫指数の推移(2015年=100、季節調整済)(全国)

鉱工業生産指数,在庫指数の推移(季節調整済)(全国)のグラフ

  • 【資料】
    • 「茨城県」の値:茨城県統計課「茨城県鉱工業指数」
    • 「全国」の値:経済産業省「鉱工業(生産・出荷・在庫)指数確報」(以下の表について同じ)

2.業種別動向(寄与度順に表示)

2.1.生産

生産の動向
業種名 寄与度
(%)
前月比
(%)
前年
同月比
(%)
上昇または低下した主な品目等
上昇

電気機械工業

2.6

43.2

19.4

開閉制御装置、非標準変圧器、電力変換装置、工業用計測制御機器

汎用・業務用機械工業

2.4

27.1

10.4

汎用内燃機関、エレベータ、一般用蒸気タービン

生産用機械工業

1.6

14.1

58.4

装輪式トラクタ、ショベル系掘削機械

輸送機械工業

0.5

12.2

56.4

普通トラック

低下

化学工業

-0.8

-4.8

4.4

ポリエチレン、発酵エチルアルコール

金属製品工業

-0.1

-1.0

0.3

超硬チップ

鉄鋼業

-0.0

-1.0

40.9

普通鋼鋼板、普通鋼冷延広幅帯鋼、普通鋼熱間鋼管

2.2.出荷

出荷の動向
業種名 寄与度
(%)
前月比
(%)
前年
同月比
(%)
上昇または低下した主な品目等
上昇

汎用・業務用機械工業

6.3

90.0

42.8

一般用蒸気タービン、汎用内燃機関、複写機、エレベータ

電気機械工業

2.2

30.6

15.8

開閉制御装置、非標準変圧器、電力変換装置、電気掃除機

生産用機械工業

1.7

15.9

67.0

装輪式トラクタ、ショベル系掘削機械

その他工業

0.3

8.5

7.7

製材品、特殊合板、金属製家具

低下

化学工業

-0.7

-4.6

4.4

パラキシレン、ポリエチレン、エチレングリコール

金属製品工業

-0.2

-2.9

2.9

超硬チップ

鉄鋼業

-0.1

-1.1

-0.1

普通鋼鋼帯、普通鋼鋼板、亜鉛めっき鋼板、普通鋼H形鋼

2.3.在庫

在庫の動向
業種名 寄与度
(%)
前月比
(%)
前年
同月比
(%)
上昇または低下した主な品目等
上昇

生産用機械工業

0.7

6.9

10.2

マシニングセンタ、ショベル系掘削機械、建設用クレーン

非鉄金属工業

0.2

5.0

-26.9

電気銅、電力用電線・ケーブル、巻線

鉄鋼業

0.1

0.7

5.5

普通鋼鋼帯、亜鉛めっき鋼板

汎用・業務用機械工業

0.1

2.2

-9.4

汎用内燃機関

低下

化学工業

-1.0

-5.7

-28.0

ふっ素樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、苛性ソーダ

その他工業

-0.4

-8.5

-9.8

金属製家具、ボールペン、マーキングペン、修正液

食料品・たばこ工業

-0.4

-5.0

-2.3

スナック菓子、ビール

パルプ・紙・紙加工品工業

-0.2

-7.3

-17.9

紙器用板紙、段ボール原紙

  • 「寄与度」とは、全体(ここでは鉱工業)の増減に対して、各業種の増減分がどれだけ影響を与えたかを示したものです。

3.主な業種の推移

化学工業

主な業種の推移(化学工業)のグラフ

食料品・たばこ工業

主な業種の推移(食料品・たばこ工業)のグラフ

生産用機械工業

主な業種の推移(生産用機械工業)のグラフ

 

 月報(印刷用)、業種別動向の詳細ダウンロード

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電話番号:029-301-2632

FAX番号:029-301-2669

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