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更新日:2022年9月26日

茨城県鉱工業指数-令和4年(2022年)7月分-

 令和4年(2022年)9月26日掲載

今月の動き

令和4年(2022年)7月の鉱工業指数(季調済)は、生産:99.0、出荷:93.6、在庫:91.5となった。

  • 生産は、前月比0.5%上昇し、3か月連続の上昇となった。
  • 出荷は、前月比0.4%低下し、2か月ぶりの低下となった。
  • 在庫は、前月比1.6%上昇し、4か月ぶりの上昇となった。

ここがポイント

  • 生産指数は前月比0.5%と3か月連続の上昇。主な要因には次の業種の上昇が挙げられます。
    化学工業(前月比18.0%、特に、エチレン、ポリプロピレンが上昇)
    汎用・業務用機械工業(前月比9.7%、特に、汎用内燃機関、エレベータが上昇)
  • 出荷指数は前月比-0.4%と2か月ぶりの低下。主な要因には次の業種の低下が挙げられます。
    輸送機械工業(前月比-23.1%、特に、普通トラック、シャシー・車体部品が低下)
    食料品・たばこ工業(前月比-3.2%、特に、チョコレート類、配合飼料が低下)
  • 在庫指数は前月比1.6%と4か月ぶりの上昇。主な要因には次の業種の上昇が挙げられます。
    鉄鋼業(前月比5.6%、特に、鋼半製品が上昇)
    非鉄金属工業(前月比13.1%、特に、電力用電線・ケーブル、電気銀が上昇)

1.概況

本県と全国の概要(2015年=100)

  生産 出荷 在庫
本県 季節調整済指数 99.0 93.6 91.5
前月比(季節調整済)%
0.5 -0.4 1.6
原指数 95.9 91.2 92.2
前年同月比(原指数)%
-3.2 -4.9 4.3
全国 季節調整済指数 96.9 94.8 100.2
前月比(季節調整済)%
0.8 1.2 0.6
原指数 98.0 95.2 101.4
前年同月比(原指数)%
-2.0 -2.1 5.1

1.1.生産

生産指数(季節調整済)は99.0で前月比は0.5%となり、3か月連続で上昇した。また、前年同月比(原指数)は-3.2%であった。
業種別にみると、化学工業、汎用・業務用機械工業などが上昇し、輸送機械工業、非鉄金属工業などが低下した。
財別にみると、鉱工業用生産財、建設財などが上昇し、資本財、非耐久消費財などが低下した。

1.2.出荷

出荷指数(季節調整済)は93.6で前月比は-0.4%となり、2か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は-4.9%であった。
業種別にみると、化学工業、汎用・業務用機械工業などが上昇し、輸送機械工業、食料品・たばこ工業などが低下した。
財別にみると、鉱工業用生産財、耐久消費財が上昇し、資本財、非耐久消費財などが低下した。

1.3.在庫

在庫指数(季節調整済)は91.5で前月比は1.6%となり、4か月ぶりに上昇した。また、前年同月比(原指数)は4.3%であった。
業種別にみると、鉄鋼業、非鉄金属工業などが上昇し、生産用機械工業、その他工業などが低下した。
財別にみると、資本財、耐久消費財などが上昇し、その他用生産財、非耐久消費財が低下した。

鉱工業生産指数、在庫指数の推移(2015年=100、季節調整済)(茨城県)

鉱工業生産指数、在庫指数の推移(季節調整済)(茨城県)のグラフ

鉱工業生産指数、在庫指数の推移(2015年=100、季節調整済)(全国)

鉱工業生産指数、在庫指数の推移(季節調整済)(全国)のグラフ

  • 【資料】
    • 「茨城県」の値:茨城県統計課「茨城県鉱工業指数」
    • 「全国」の値:経済産業省「鉱工業(生産・出荷・在庫)指数確報」(以下の表について同じ)

2.業種別動向(寄与度順に表示)

2.1.生産

生産の動向
業種名 寄与度
(%)
前月比
(%)
前年
同月比
(%)
上昇または低下した主な品目等
上昇 化学工業 2.1 18.0 -19.6 エチレン、ポリプロピレン、プロピレン、ポリエチレン
汎用・業務用機械工業 1.0 9.7 2.6 汎用内燃機関、エレベータ、エスカレータ、一般用バルブ・コック
電気機械工業 0.3 4.3 6.3 非標準変圧器、電気洗濯機、開閉制御装置
鉄鋼業 0.2 6.8 -4.7 粗鋼、鋼半製品、普通鋼冷延広幅帯鋼
低下 輸送機械工業 -2.1 -26.9 5.5 普通トラック、シャシー・車体部品
非鉄金属工業 -1.0 -19.1 -8.1 電力用電線・ケーブル、電気銀、アルミニウム地金
食料品・たばこ工業 -0.3 -1.7 -0.1 チョコレート類、ビスケット類
生産用機械工業 -0.2 -1.9 -6.7 半導体製造装置、マシニングセンタ

2.2.出荷

出荷の動向
業種名 寄与度
(%)
前月比
(%)
前年
同月比
(%)
上昇または低下した主な品目等
上昇 化学工業 2.1 21.3 -20.2 ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニルモノマー、エチレン
汎用・業務用機械工業 1.0 10.1 -1.2 汎用内燃機関、複写機、エレベータ、エスカレータ
その他工業 0.3 7.0 11.8 ゴムホース
非鉄金属工業 0.3 4.1 13.0 電気銅
低下 輸送機械工業 -1.6 -23.1 -9.0 普通トラック、シャシー・車体部品、ショベルトラック(除.建設用)
食料品・たばこ工業 -0.6 -3.2 -3.9 チョコレート類、配合飼料、植物油脂
プラスチック製品工業 -0.5 -6.3 -4.8 プラスチック製フィルム・シート
鉄鋼業 -0.1 -2.0 1.5 普通鋼鋼帯、亜鉛めっき鋼板

2.3.在庫

在庫の動向
業種名 寄与度
(%)
前月比
(%)
前年
同月比
(%)
上昇または低下した主な品目等
上昇 鉄鋼業 0.7 5.6 -1.1 鋼半製品
非鉄金属工業 0.5 13.1 8.2 電力用電線・ケーブル、電気銀
食料品・たばこ工業 0.4 5.3 11.2 ビスケット類、植物油脂、小麦粉
プラスチック製品工業 0.3 2.6 -1.4 プラスチック製フィルム・シート
低下 生産用機械工業 -0.4 -5.0 -9.1 マシニングセンタ
その他工業 -0.4 -6.7 25.5 ゴムホース、金属製家具、修正液
化学工業 -0.3 -1.5 3.0 エチレングリコール、ビスフェノールA
汎用・業務用機械工業 -0.0 -1.1 11.0 冷凍・冷蔵ショーケース、汎用内燃機関
  • 「寄与度」とは、全体(ここでは鉱工業)の増減に対して、各業種の増減分がどれだけ影響を与えたかを示したものです。

3.主な業種の推移

化学工業

主な業種の推移(化学工業)のグラフ

食料品・たばこ工業

主な業種の推移(食料品・たばこ工業)のグラフ

生産用機械工業

主な業種の推移(生産用機械工業)のグラフ

 

 月報(印刷用)、業種別動向の詳細ダウンロード

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電話番号:029-301-2632

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