令和元年度茨城県の児童・生徒の体格と疾病（学校保健統計調査結果報告書）：調査結果の概要2

令和2年3月13日掲載

調査結果の概要

むし歯のある者の割合（処置完了者を含む。以下同じ。）は,幼稚園35.0％,小学校50.8％,中学校38.6％,
高等学校41.4％となっており,幼稚園,小学校では,被患率が最も高い疾病・異常となっている。

全国と比較すると,高等学校は2.3ポイント全国平均を下回っているが,幼稚園は3.8ポイント,小学校は
6.0ポイント,中学校は4.6ポイント全国平均を上回っている。

年齢別にみると8歳が58.8％と最も高くなっている。（表8,図8）

区分		計			処置完了者			未処置歯のある者
区分		計	男	女	計	男	女	計	男	女
幼稚園（5歳）	茨城県	35.0	37.1	32.9	15.2	16.7	13.7	19.8	20.4	19.2
	全国	31.2	32.6	29.7	12.0	12.8	11.2	19.2	19.8	18.5
	差	3.8	4.5	3.2	3.2	3.9	2.5	0.6	0.6	0.7
小学校	茨城県	50.8	52.3	49.4	23.6	24.0	23.3	27.2	28.3	26.1
	全国	44.8	46.3	43.3	23.1	23.8	22.4	21.7	22.5	20.9
	差	6.0	6.0	6.1	0.5	0.2	0.9	5.5	5.8	5.2
中学校	茨城県	38.6	37.9	39.3	22.2	21.2	23.3	16.4	16.7	16.1
	全国	34.0	32.7	35.3	19.8	18.5	21.1	14.2	14.2	14.2
	差	4.6	5.2	4.0	2.4	2.7	2.2	2.2	2.5	1.9
高等学校	茨城県	41.4	40.8	42.0	25.2	23.0	27.5	16.2	17.8	14.5
	全国	43.7	41.9	45.5	26.4	24.2	28.6	17.3	17.8	16.9
	差	-2.3	-1.1	-3.5	-1.2	-1.2	-1.1	-1.1	-	-2.4

図8:年齢別むし歯の者の割合-茨城県のグラフ

裸眼視力1.0未満の者の割合は,小学校36.4％,中学校59.5％,高等学校66.2％となっており,中学校,高等学校では,被患率が最も高い疾病・異常となっている。

全国と比較すると,高等学校で1.4ポイント下回っているが,小学校で1.8ポイント,中学校は2.0ポイント全国平均を上回っている。

年齢別にみると16歳が67.3％と最も高くなっている。（表9,図9）

区分		計			1.0未満～0.7以上			0.7未満～0.3以上			0.3未満
区分		計	男	女	計	男	女	計	男	女	計	男	女
幼稚園（5歳）	茨城県	X	X	X	X	X	X	X	X	X	X	X	X
	全国	26.1	25.6	26.5	18.4	18.2	18.7	7.0	6.9	7.2	0.6	0.6	0.6
	差	…	…	…	…	…	…	…	…	…	…	…	…
小学校	茨城県	36.4	33.5	39.5	12.1	11.9	12.4	13.4	12.1	14.9	10.9	9.6	12.2
	全国	34.6	31.3	38.0	12.0	11.1	12.9	13.2	11.9	14.5	9.4	8.3	10.5
	差	1.8	2.2	1.5	0.1	0.8	-0.5	0.2	0.2	0.4	1.5	1.3	1.7
中学校	茨城県	59.5	53.5	65.7	10.1	10.2	10.0	16.4	15.5	17.4	33.0	27.9	38.4
	全国	57.5	52.9	62.2	12.7	11.6	13.9	17.7	17.3	18.1	27.1	24.0	30.3
	差	2.0	0.6	3.5	-2.6	-1.4	-3.9	-1.3	-1.8	-0.7	5.9	3.9	8.1
高等学校	茨城県	66.2	63.4	X	10.2	10.5	X	14.8	15.6	X	41.2	37.3	X
	全国	67.6	65.4	70.0	11.3	10.9	11.6	17.4	17.7	17.1	39.0	36.7	41.3
	差	-1.4	-2.0	…	-1.1	-0.4	…	-2.6	-2.1	…	2.2	0.6	…

図9:年齢別裸眼視力1.0未満の者の割合（茨城県）のグラフ

鼻・副鼻腔疾患の者の割合は,幼稚園0.3％,小学校15.0％,中学校18.1％,高等学校17.2％となっている。

全国と比較すると,幼稚園は2.9ポイント下回っているが,小学校は3.2ポイント,中学校は6.0ポイント,
高等学校は7.3ポイント全国平均を上回っている。

年齢別にみると,14歳が19.1%と最も高くなっている。（表10,図10）

図10:年齢別鼻・副鼻腔疾患の者の割合（茨城県）のグラフ

ぜん息の者の割合は,幼稚園1.8％,小学校5.7％,中学校4.6％,高等学校2.0％となっている。

全国と比較すると,幼稚園は同数であるが,小学校で2.3ポイント,中学校で2.0ポイント,高等学校では
0.2ポイント全国平均を上回っている。

年齢別にみると,7歳が6.7％と最も高くなっている。（表11,図11）