茨城県の賃金・労働時間・雇用の動き（毎月勤労統計調査地方調査月報）-平成30年7月-

 平成30年9月27日掲載

調査結果の概要

指数の推移（調査産業計,事業所規模5人以上）

• 全国結果との比較
  • 現金給与総額及びきまって支給する給与は,実数,前年比ともに全国を下回った。
  • 総実労働時間,所定外労働時間ともに実数は全国を上回ったが,前年比は下回った。
  • 本月末労働者数の前年比は,全国と比べて0.2ポイント下回った。

平成30年7月分地方調査結果の概要

1.賃金

（1）規模5人以上

7月の現金給与総額は,調査産業計で352,191円,対前年同月比（名目賃金指数）は3.8％減で6か月ぶりに前年同月を下回った。

現金給与総額のうち,きまって支給する給与は257,906円,対前年同月比（名目賃金指数）は3.8％減で21か月ぶりに前年同月を下回った。特別に支払われた給与は,94,285円であった。

（2）規模30人以上

7月の現金給与総額は,調査産業計で409,159円,対前年同月比（名目賃金指数）は1.3％増で6か月連続前年同月を上回った。

現金給与総額のうち,きまって支給する給与は290,069円,対前年同月比（名目賃金指数）は2.0％増で7か月連続前年同月を上回った。特別に支払われた給与は,119,090円であった。

2.労働時間

（1）規模5人以上

7月の総実労働時間は,調査産業計で148.7時間,対前年同月比（労働時間指数）は2.0％減で2か月連続前年同月を下回った。

総実労働時間のうち,所定内労働時間は136.7時間,対前年同月比（労働時間指数）は1.7％減で2か月連続前年同月を下回った。所定外労働時間は12.0時間,対前年同月比（労働時間指数）は7.7％減で24か月連続前年同月を下回った。

出勤日数は,調査産業計で19.0日,対前年同月差は0.1日減で2か月連続前年同月を下回った。

（2）規模30人以上

7月の総実労働時間は,調査産業計で155.4時間,対前年同月比（労働時間指数）は0.2％増で2か月連続前年同月を上回った。

総実労働時間のうち,所定内労働時間は141.0時間,対前年同月比（労働時間指数）は1.0％減で2か月連続前年同月を下回った。所定外労働時間は14.4時間,対前年同月比（労働時間指数）は13.4％増で7か月連続前年同月を上回った。
出勤日数は,調査産業計で19.3日,対前年同月差は0.2日減で2か月連続前年同月を下回った。

3.雇用

（1）規模5人以上

7月末の常用労働者数は,調査産業計で999,379人,対前年同月比（常用雇用指数）は1.1％増で2か月連続前年同月を上回った。パートタイム労働者比率は29.9％であった（8ページ参照）。
入職率は1.96％,離職率は1.83％であった。

（2）規模30人以上

7月末の常用労働者数は,調査産業計で595,746人,対前年同月比（常用雇用指数）は0.9％増で13か月連続前年同月を上回った。パートタイム労働者比率は24.1％であった（9ページ参照）。
入職率は1.51％,離職率は1.57％であった。

• 統計表のダウンロード（エクセル：239KB）

利用上の注意

1. この調査結果の数値は,調査事業所からの報告をもとにして本県の事業所規模5人以上のすべての事業所に対応するよう推定した数値です。
2. 事業所規模5～29人の事業所は半年毎に1/3ずつ,事業所規模30人以上の事業所は1年毎に1/3ずつ調査対象事業所の抽出替えを行っております。
   この抽出替えにより,調査結果の実数にギャップが生じ,これを調整するための処理を行っていますので,抽出替え前に公表した実数とは連動していません。よって,時系列比較は指数により行って下さい。
3. 指数の基準は平成29年1月分から平成27年平均を100としております。これに伴い,平成28年12月分までの指数を平成27年平均が100となるように改訂しています。ただし,平成28年12月分までの増減率は,平成22年基準指数で計算したものとするため,改訂後の指数で計算した場合と必ずしも一致しない場合があります。
4. 平成29年1月分から日本標準産業分類（平成25年10月改定）に基づき表章しています。
5. 規模5人以上は規模30人以上を含む集計です。
6. 実質賃金指数＝名目賃金指数／消費者物価指数
   • 消費物価指数は水戸市の平成27年基準（持家の帰属家賃を除く総合）

このページの先頭に戻る