IWK02-統計的Witで茨城の魅力を発信
きになる食べ物はありますか？（つづき）

 平成30年2月21日掲載

• IWK01-統計的Witで茨城の魅力を発信～きになる食べ物はありますか？～（2018年2月）

• IWK02-統計的Witで茨城の魅力を発信きになる食べ物はありますか？（つづき,統計上の分類）（2018年2月）

IWK02-統計的Witで茨城の魅力を発信
きになる食べ物はありますか？（つづき,統計上の分類）

前回では,

「『木に成る』のは『くり（栗）』の方」と申し上げました。

今回は,統計上の分類について申し上げます。

「木に成る」のは,「果樹」で,「くり（栗）」は「果樹」に分類されます。

ということは,「メロン」は「果樹」ではなく,「果物（くだもの）」でもないことになります。

では,いったい「メロン」は何に分類されるのか・・・

実は,「メロン」は,「いちご」や「すいか」などと共に,統計上「野菜」に分類されています。「野菜」の中では,「果菜類」又は「果実的野菜」と言われています。

そうは言っても,これらはあくまでも統計上の決めごとであって,「メロン」や「いちご」が「くだもの屋さん」で売られているように,野菜と果物（果実）の分類については,

はっきりした定義はないようです。

また,同じ植物でも,収穫時期によって分類が異なるものもあります。

それらは,未成熟野菜と言われる野菜で,

• 「枝豆」は「野菜」ですが,成熟すると「大豆」になり「穀類」に分類
• 茹でたり焼いたりして囓る「スウィートコーン」は「野菜」ですが,成熟すると「トウモロコシ」になり「穀類」に分類され,いずれも農産物です。

一方,林産物野菜もあります。

• 「たけのこ」がそれで,成熟すると「竹（材）」になり「特用林産物」になります。なお,竹は,「木」ではなく,イネ科の多年草になります。

「たけのこ」は農林水産省の統計分類では「林業」に分類されているのですが,日本標準産業分類では,「たけのこ栽培」は「農業」に分類されています。

（茨城県企画部統計課　石井孝一）

ページの先頭に戻る