気になるガソリン価格（上）-米国より2.5倍高い-

 平成8年4月26日紙上掲載

私たちの家庭生活の中で、ガソリンの支出額は大きな割合を占めています。特に車社会といわれる今日、自家用車の保有台数が全国第3位になっている本県においてはなおさらです。昨今の規制緩和に伴って、4月から石油製品の輸入が自由化されましたが、ガソリンはこの4月の自由化を見越しての乱売などにより、1年以上も前から価格が下がり続け、安価なガソリンを給油できるようになり,私たちの暮らしにとっては好ましい傾向となっています。

しかしながら、税抜き価格でみた場合、日本はアメリカの約2.5倍、ヨーロッパの8割高となっています。

グラフにみられるように、本県においては昨年2月から9月までは一貫して下落幅が大きくなっています。昨年7月からはマイナス10％を超える下落となっており、今後のガソリン価格がどのような方向に進むのか気になるところです。

次回は、水戸・日立・土浦市など県内主要都市のガソリン価格についてみていきます。

• 平成2年を100とした指数

• ＜消費者物価調査（県統計課）より＞

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