本県の人口-もうすぐ300万人の大台に-

 平成9年1月17日紙上掲載

皆さんは、本県の人口が今何人か知っていますか。自分の住んでいる町の人口は知っていても県の人口は知らないという人も多いのではないでしょうか。正解は297万2千人（1996年12月1日現在）です。全国順位は、11位となっており、もうすぐ300万人の大台に乗るところなのです。

本県の人口は、昭和22年ごろから昭和40年代前半までは、約200万人でほぼ横ばいでしたが、昭和40年代後半からは、産業基盤や交通基盤がどんどん整備されたこともあり、増加傾向に転じ、200万人から約半世紀かかって、もうすぐ、300万人に達しようとしています。

県内を市町村別に見てみると、水戸市の24万7千人が最も多く、次いで、日立市の19万8千人、つくば市の13万9千人の順となっています。他の県と比べてみると、地形が平坦なこともあり、特定の市に人口が集中しているのではなくて、多くの市町村に分散しているのが特徴です。

人口増加率は、約0.6％で、これも、全国4位と上位にランクインされますが、近年の増加傾向は鈍化傾向にあります。そういった中でも、県南地域の龍ケ崎市、つくば市、牛久市などでは、人口が大きく増加しています。今後、常磐新線の建設もあり、さらに人口が見込まれる地域でもあります。逆に人口が減っているのは、県北地域の山間部の町村が多く、県全体として、南部で増加、北部減少（南高北低）の傾向を示しています。

このままでいくと、300万人達成は、1998年から1999年の間の見込みです。果たして、300万人目の県民になるのはどなたでしょうか。

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