ここから本文です。

更新日:2000年7月27日

少年非行の実態-茨城の子供たちは大丈夫?-

 平成9年8月22日紙上掲載

平穏な生活を送っている県民の皆さんには縁遠いのが「犯罪」です。中でも、最近ニュースでよく耳にする言葉の一つに「少年犯罪」がありますが、本県は一体どのような実態なのでしょうか?。

少年(20歳未満)非行(刑法犯少年)は、昭和60年をピークに減り続けていましたが、平成7年からは再度増加に転じています。年齢的には15~17歳が最も多く(全体の約60%)、約100人に1人の割合で非行を犯している計算になります。

非行の中身をみてみると、全体の約4分の3が万引きなどですが、中には殺人や強盗を犯す少年もおり、近年は非行の粗暴化が問題になっています。

一方、女子の非行が増えている(平成8年は全体の29.2%)のも特徴的で、援助交際などの性非行も昨年は78人を数えております。

不幸にして法を犯してしまった子供たち、人格形成期でのちょっとした「寄り道」で終わることを願います。

何かと暗い話題になりましたが、世界と比べると、まだまだ犯罪の少ないニッポン。人口あたりの犯罪件数は、アメリカの約10分の1、紳士の国イギリスの約3分の1となっています。中でも茨城県の少年非行は、昭和62年に比べて全国を上回る減少率を示しており、また、検挙される人数も全国42位(14~19歳人口あたり、平成7年)とひとまずは低い数値となっています。

非行の原因は、住環境、家庭環境、生活環境、教育問題などいくつもありますが、何はともあれ、次世代を築くのは子供たちです。みんなで犯罪を防止する社会をつくっていくことを心がけることが大切です。

少年非行の推移

 

ページの先頭に戻る

このページに関するお問い合わせ

政策企画部統計課普及情報

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2637

FAX番号:029-301-2669

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?