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更新日:2015年4月1日
5月も半ばを過ぎ,新入社員も社会の一員としての生活が慣れてきたころだと思います。働いて給料をもらうことの大変さが身にしみてきた頃ではないでしょうか。
現在働いている方でも,最近は景気が悪くて,昔ほどは給料が上がらないと不満を感じているかもしれません。もちろん働く側からすれば,給与は高く労働時間は短くというのが望みですが,実際はどのようになっているのでしょうか。
毎月勤労統計調査によれば,従業員が30人以上の事業所における昭和63年の1ヶ月平均の現金給与総額は,約32万5千円です。これが平成9年になると約40万円となります。この10年間で約23%増加したことになります。物価は約13%の上昇です(県消費者物価指数より)ので,給与はそれ以上に上昇していることになります。
また,1ヶ月平均の総実労働時間数は,昭和63年で約179時間,平成9年では約157時間と,この10年間で約10%減少しています。
一方,全国平均の数値をみると,給与総額が約24%の上昇,労働時間が約12%の減少ですので,本県も全国とほぼ同じ傾向だということがわかります。
10年前というと,景気がとても華やかな頃でした。あの頃は高い給料をもらっていたという人も多いと思いますが,全体としては現在のほうがそのときよりも給与は高くなっています。
その反面,労働時間はかなり短くなりました。昔は休暇など取れなかった人も,今は余暇を楽しむことができるようになったことと思います。
今は,外へ遊びにでかけるにはうってつけの季節です。ゴールデンウィークに遠出をした人も,家の中で過ごした人も,この週末は5月の陽光に映える近くの野山へ,新緑を求めハイキングなどにでかけてみてはいかがでしょうか。
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