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更新日:2000年7月24日

結婚式のシーズン-好まれる「6月の花嫁」-

 平成10年6月12日紙上掲載

6月の花嫁は幸せになる,という言い伝えはローマ神話からきたもので,アメリカなどでは6月に結婚する人が多いそうですが,日本ではどうでしょうか。

厚生省の人口動態統計から平成6~8年の平均月別婚姻件数をみると,全国平均では一番多い月が11月で,6月の婚姻件数は6番目です。日本では梅雨の6月でも,欧米では一年中で一番気候の良い季節ですから,簡単に比べることはできません。もっとも茨城県の場合,6月は3番目に結婚式の多い月となっていますから,茨城県民はジューンブライドがお好き,といえそうです。

さて,「地味婚」が静かなブームになっている昨今ですが,結婚式の費用のほうはどうなっているでしょうか。通産省の特定サービス産業実態調査報告書(平成8年)によると,費用については200~300万円,人数は50人~100人というケースが一番多く,平均費用は278万円となっています。比較的お金をかける地方は東北や北関東,山梨・長野,九州の佐賀・沖縄などで,300~400万円の結婚式が主流になっています。ちなみに茨城県の場合,400万円以上の結婚式の割合が全体の27パーセント(全国平均の約2倍)を占めていて,「地味婚」ならぬ「派手婚」の傾向があるようです。また,結婚式にお金をかけるといわれる京都や愛知ですが,意外なことにほぼ全国並みの数字が出ています。

お金の話が出ると,気になるのが結婚資金です。総務庁の全国消費実態調査報告(平成6年)から30歳未満の単身世帯における平均貯蓄額を見てみますと,男性で149万5千円,女性で166万1千円となっていて,やはり若い2人だけでは厳しく,親の援助が必要といえそうです。

ともあれ,結婚は人生の門出です。ジューンブライドの人もそうでない人も,幸せな家庭を築いていただきたいと思います。

 

婚姻件数等の月別割合

 

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