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更新日:2000年7月24日

本県の住宅の特徴-日当たり良く,敷地広い-

 平成10年8月14日紙上掲載

私たちの生活の中で衣食住は欠くことができません。このうち,私たちの住む家は,日々の生活の本拠であって,人生のうち,多くの時間を過ごす場所でもあります。
そこで,今回は,5年に一度実施される平成5年住宅統計調査から,茨城県における住宅の特徴をみてみましょう。

まず,住宅を建物の構造別にみると,全国では,木造(防火木造を含む。)の住宅数が全体の68.1%,鉄筋・鉄骨コンクリート造が29.0%であるのに対し,本県では,木造82.1%,鉄筋・鉄骨コンクリート造15.8%であり,全国に比べて木造の割合がかなり大きいことが分かります。これは,3階以上の高層の共同住宅が,全国では住宅数の22.8%であるのに対し,本県では9.6%と少ないことなどが要因と考えられます。
次に,住宅の日照時間をみると,5時間以上ある住宅の割合が全国では60.8%,3大都市圏では54.7%であるのに対し,本県では72.7%です。他方,3時間未満の住宅の割合が全国では15.3%,3大都市圏では20.0%もあるのに対し,本県では8.1%に過ぎません。
また,一戸建・長屋建住宅の1住宅当たりの敷地面積の平均は,全国262平方メートルに対し,本県420平方メートルです。この数値は,47都道府県中の第1位ですが,これらの住宅の3割以上が50平方メートル以上の庭をもっていることなどによるものと考えられます。
こうしてみますと,可住地面積が広いという自然条件に恵まれた本県では,住宅については,「木造で,日当たりが良く,敷地面積が広い」という特徴があると言えるでしょう。

ところで,我が国は急速に高齢化が進んでおります。平成5年の調査で初めて,持ち家世帯について,階段の手すりや埋め込み式浴槽といった高齢者のための設備工事の状況を調査しました。全国で高齢者のいる世帯の8.0%でこうした工事を行ったという結果が出ていますが,本県では6.5%であり,このような住環境の整備は今後さらに進めていく必要があるのではないでしょうか。

本年は,住宅・土地に関する最も基本的な調査である第11回目の「住宅・土地統計調査」が10月1日に実施されます。今回は,新たに高齢者に配慮した住宅の設備状況なども詳しく調べ,住宅におけるバリアフリー化の実態を明らかにします。調査対象となった皆さんにはご理解とご協力をお願いします。

 

住宅の構造
住宅の日照時間

 

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