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更新日:2000年7月24日

シートベルトは命綱-着用率,全国平均下回る-

 平成11年6月25日紙上掲載

近所のスーパーなどへ車で買い物に出かけるときなど,ちょっとそこまでとか,めんどくさいといって,シートベルトを着用しないで運転してしまうことはありませんか。

JAF(日本自動車連盟)の調査によるシートベルトの着用率(平成10年)をみると,本県では運転者が78.2%,助手席が57.9%となっており,どちらも全国平均(78.5%,58.9%)をわずかに下回る結果になっています。ちなみに,運転者の着用率第1位は香川県,第2位は群馬県。助手席では,第1位が群馬県,第2位が熊本県でした。

茨城県警察本部交通部によると,平成10年における四輪車乗車中の死者は168人で,そのうちシートベルトの非着用が129人と約8割を占めていました。このうち約半数の人はシートベルトを着用していれば助かった可能性があったと考えられます。

一方,負傷程度別のシートベルトの着用割合をグラフでみると,運転者自身だけでなく,同乗者でも負傷の程度が高いほどシートベルトの非着用の割合が高くなっており,いかにシートベルトが自分の身を守るのに有効であるかを証明しています。

本県では,人口千人当たり保有自動車数が732.8台で全国第5位,人口10万人当たり交通事故発生件数が全国ワースト4位,同じく死者数も全国ワースト6位(いずれも平成10年)であり,きびしい交通事情となっています。

確かに,自分自身は十分注意して運転をしていても,相手がぶつかって来るなどの不可抗力の場合もあるでしょう。そういう時も含めて,シートベルトの着用が,人的被害の程度を最小限にとどめるための有効な手段のひとつとなります。

先ごろ,6歳未満の子供のチャイルドシート着用を義務づける道路交通法の改正案が国会で可決され,来年中にも施行されることになったところでもあります。
みなさん,自分自身や家族の命を守るため,必ずシートベルトを着用しましょう。

平成10年負傷程度別シートベルト着用割合

  • 資料出所:茨城県警察本部交通部

 

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