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更新日:2000年7月24日

「内食」「中食」「外食」-調理済食品利用広がる-

 平成11年11月12日紙上掲載

女性の社会参加、とりわけ既婚女性の就業が多くなったことや,電子レンジなどの普及により、弁当をはじめ冷凍食品や惣菜などの調理済食品の利用が拡大しています。

ところで、皆さんは「中食」(なかしょく)という言葉をご存知ですか。
「中食」とは、レストランなどでの食事「外食」と、家庭で素材から調理する手作りの食事「内食」(ないしょく)との中間の調理済食材や惣菜で手軽に済ます食事のことです。

近年、家庭における食事の形態は昔と大きく様変わりしています。
総務庁の家計調査の結果である「1世帯当たりの食料費の年間平均支出額」から、「内食」「中食」「外食」に分けると、「内食」の割合は、昭和55年には本県で54.6%(全国57.5%)を占めていたものが、平成10年には6.1%も減少し48.5%と半分以下に低下しています。

一方、「外食」はこの18年間に2.9%アップし、食料費に占める割合も17.2%と着実な伸びを示しています。
特に「中食」は伸び率で4.1%もアップしており、「外食」を著しく上回っていることが分かります。
ちなみに本県では、「中食」のうち、調理パンが年間4,623円(平成10年1世帯あたりの購入金額)で第6位(全国3,035円)、シュウマイが1,605円で第5位(全国1,275円)となっています。

また、平成9年に実施した国民栄養調査からも夕食の時間帯が遅くなっていることや調理時間が「30分未満」という家庭が増加していること、さらには、調理済食品を3割強の人が週に1~2回利用しているという結果も出ているので、「中食」は今後ますます増加していくと思われます。

調理時間と経費の節約ができる「中食」は、「外食」よりも安くて「内食」に近い食事を手軽にとれることから人気があるようですが、反面,塩分を取りすぎたり野菜摂取量が不足しがちです。
最近では、バラエティーに富んだ「中食」メニューも増えているので、種類を上手に選びバランスのとれた健康的な食生活を心がけたいものです。

茨城県の内食、中食、外食などの割合の推移

 

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