ホーム > 茨城を知る > 刊行物・統計データ > いばらき統計情報ネットワーク > いばらき統計情報ネットワーク(統計課) > 統計で知るいばらき > ふるさとおもしろ統計学 > ふるさとおもしろ統計学(旧) > 本県高校生のスタイル-男子は全国2位の足長-
ここから本文です。
更新日:2000年7月24日
最近,おしゃれや流行に敏感な若い女性が,「厚底靴」を履いているのをよく目にします。
女性の「足を長く見せたい」「スタイルを良く見せたい」という欲求は,いつの時代も変わらないようですが,統計的にはどのようなっているのでしょうか。
本県の高校3年生女子の足の長さ(注1)について,「学校保健統計調査(文部省)」で昨年の調査結果を親の世代である30年前(昭和43年)のデータと比べてみると,足の長さは3.8センチメートルも伸びています。この間の身長の伸びは3.7センチメートルですので,そっくり足だけが長くなった計算になります。
なお,30年前の高校3年生の平均身長は現在の中学2年生と同じですから,身長だけを見れば成長が4年も早まったことになります。
次に,男女別に全国の値と比較してみますと,グラフで分かるように,昭和53年以降は,本県の高校生の方が全国平均を0.4~1センチメートル上回っています。
10年度調査では,女子は全国11位,男子は何と全国2位の足の長さを誇っており,本県の高校3年生は「足長スタイル」ということがはっきりと言えそうです。
一方,スタイルのもう一つの要素である体重はといえば,こちらは全国で重いほうから16位(注2)と,なかなか良い体格の部類に入るようです。
さて,足が長いと一般的には歩幅も大きくなります。仮に,全国の高校生が1日に6,000歩(3.4キロメートル)歩くとすれば,本県の高校生は同じ距離を31歩(18メートル)程少ない歩数で歩くことができる計算になります。
たかが31歩ともいえますが,塵も積もれば何とかで,1年間にすれば約1万1千歩,距離に換算すると6.5キロメートルと富士山の高さの1.8倍にもなりますから,なかなか大きな違いです。
ところで「厚底靴」には,転倒・交通事故などの危険性も指摘されています。足が長く,歩くのにも経済的な本県の高校生。薄底靴でしっかりと“地に足をつけて”歩いてほしいような気もします。
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください