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更新日:2002年7月22日
今年1月13日付の本紙に「年60万人の移民必要」,「早急な対応 迫られる日本」という見出しで,国連が示した日本の人口動態推計に関する記事が掲載されていました。
日本では,戦後海外への移民を進めていたこともあり,「移民=海外へ」というイメージがあるため,特に中高年の方には,海外から毎年60万人もの移民を受け入れるという感覚がつかみにくかった方も多かったのではないでしょうか。
ところで現在,日本国内や本県内にどれくらい外国人が住んでいるのでしょうか。
平成7年の国勢調査結果では,全国で1,140,326人(総人口の0.9%)となっており,その10年前(昭和60年)の約1.6倍に増えています。
毎年60万人の移民を受け入れるということは,平成7年の外国人総数の約半分づつ毎年増えるということですし,今年2月1日現在の県内人口上位3市である水戸,日立,つくばの全人口を合わせた数に匹敵しますので,その影響の大きさがうかがわれるのではないかと思います。
さて,本県内の外国人数は,平成7年は24,798人(総人口の0.8%)となっており,昭和60年が5,935人でしたから,この10年間で約4.2倍にも増えていることになります。
昭和60年は,つくばの科学万博が開催された年ですが,さらにその前の10年間の伸びは約1.6倍でしたので,本県では科学万博以降急速に外国人が増えてきていることがわかります。
また, 国籍別ではブラジルが最も多く,次いで韓国・朝鮮,タイの順になっており,昭和60年時点では韓国・朝鮮,中国,アメリカの順でしたので,経済新興諸国から多くの就労者を受け入れるようになってきたとも言えそうです。
今年10月1日には5年に一度の国勢調査が実施されますが,国勢調査では,日本人に限らず,県内に住む外国人の方も全て調査の対象になっています。本県では,外国人の方も安心して暮らせる社会づくりを進めているところであり,その貴重な資料となりますので,皆様の国勢調査へのご協力をお願いします。
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