ガソリンの価格-給油は県内がお得-

 平成12年10月28日紙上掲載

秋も次第に深まってきました。紅葉を求めて県外にドライブする方も多いことでしょう。そこで気になるのがガソリン価格ですが,平成6年の後半から,輸入自由化を先取りした形で価格が下がり始めました。
通産省外郭団体の石油情報センターの調査によると,平成7年1月のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格（店頭・現金価格,消費税抜き）は118円でしたが,平成11年3月には91円と大幅に下落しました。平成7年を100とする総務庁の全国消費者物価指数をみると,平成11年は総合で102.2となっており,消費者物価全体がわずかながら上昇しているのに対し,ガソリンの指数は84ですから,ガソリンの値下がりが顕著ですね。安価なガソリンを給油でき,私達の暮らしにとっては好ましい傾向となっています。

しかし,最近,原油価格の高騰を受けて,小売価格の上昇が目立ってきているようです。県外にドライブする方は,県内で給油するのが得か,県外で給油するのが得か,ちょっと考えてみませんか。仮にリットルで10円違うと,50リットル給油すれば500円違いますからね。家族でのドライブだとすると,ジュース代程度にはなってしまいます。

ちなみに平成12年9月現在,レギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格が全国で最も高いのは,鳥取,長崎,鹿児島県の108円,最も安いのは滋賀県の97円で11円の差があります。茨城県は99円で滋賀県,埼玉県の98円に続いて,安い方から数えて3番目のグループになります。

この半年間,県内のレギュラーガソリンの価格は,全国平均に比べ1リットル当たり3～4円低く推移しています。平均価格でみた場合,県内のスタンドで満タン給油してからドライブに出かける方がお得と言えそうです。
これから冬場にかけてガソリンをはじめとした石油製品が需要期を迎えます。今後価格がどのような動きを見せるのか,気になるところですね。

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