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更新日:2002年7月22日
師走を迎え,最近はめっきり寒さが厳しくなってきました。これからは何かと火を使う機会が増えることと思いますが,みなさん,防火には十分気を使われているでしょうか。かつては拍子木をたたいて子ども会や町内会の人が夜回りをしたものですが,今では消防署・団のポンプ車が鐘を鳴らしながら巡回し,火の用心を呼び掛けているところも多いと思います。
やはり,空気が乾燥し火を使う機会が多くなる冬場は火災が多く発生するようです。昨年,本県では1,750件の火災が発生しましたが,これを月別に出火件数の多い順にみてみますと,1月が最も多く234件(構成比13.4%),以下2月232件(同13.3%),3月199件(同11.4%),12月の189件(同10.8%)の順となっています。
四季別でも春季(3月~5月)が447件(構成比25.5%),夏季(6月~8月)が303件(同17.3%),秋季(9月~11月)は345件(同19.7%),そして冬季(12月~2月)が655件(同37.4%)と,冬が一番多く発生していますので,これからの時期は特に注意が必要です。
また,昨年の出火の原因としては,悲しいことに放火および放火の疑いによるものが最も多く333件(構成比19.0%),これは全国的に見ても同じで,全国の火災発生件数58,534件のうち7,482件(同12.8%)となっています。次いでたき火によるもの192件(同11.0%),たばこによるもの138件(同7.9%),以下こんろ,ストーブ,火遊びと続きます。
火災による損害額も大きく,本県では平成11年中の火災により61億659万2千円,1日当たり約1,700万円,1件当たり約350万円の損害が出ています。
火災は一瞬のうちに私たちの生命を奪ったり,大切な財産を灰にしてしまいます。より防火意識を高め,無事21世紀の初春を迎えたいものです。
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