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更新日:2020年2月21日

令和元年茨城県広報コンクール講評
「広報写真部門(一枚)」

講評:フォトグラファー垣宏久

 

 近年はカメラの性能アップにより明るさや色に問題がある写真は少なくなりました。また、写真を生かすデザインも進歩しています。それだけに、広報する価値のある場面や被写体を的確にとらえているかという、より本質的な問題が重要なっているように感じます。

・「広報古河」2月号は「食育」に関する特集の表紙として、幼い兄弟がおばあちゃんからおにぎりの作り方を教わっているシーンを掲載しています。屈託のない笑顔でおにぎり作りを楽しむ子供と、握る動作をしながら見守る女性の表情がとても温かく魅力的です。日常的な場面の中に伝統を新しい世代に伝える尊い時間が感じられます。
 広報の写真は「写真映えするから」という理由で題材を選ぶわけではありません。派手さや珍しさがない場面でも、真摯に向き合い大切に記録する気持ちがあったからこそ、この場面にふさわしい表情をみつけ、静かな感動がある写真になったのだと思います。

・「広報かしま」3月1日号の表紙は、綱引きフェスティバルの一場面で、地域の新しいイベントを紹介する意義ある企画です。撮影時はカメラを横位置に構えて、綱を引く表情や対戦相手の後ろ姿などをバランス良い構図に収めています。使い方が分からない段階では無難な構図です。実際のレイアウトでは表情が見えるチームの方を中心に四角に近い形にトリミングしています。この切り方も効果的です。企画、撮り方、使い方ともに安定感があり高い評価になりました。

・「広報ひたちおおた」4月号は、子育て支援施設の園庭で元気に走り回る子供の写真を桜のイラストと組み合わせて明るい表紙を作っています。広角レンズで近くから撮影することにより子供と一緒に遊んでいるような臨場感ある写真になっています。こうした撮り方できっちりした構図にするのは難しいですが、そこはイラストと組み合わせることで見事にカバーしています。撮り方、使い方がかみ合ってとても良い効果をあげています。

・「市報ひたちなか」6月25日号の表紙は若い保育士が子供たちと砂場で遊んでいる場面で、保育士の仕事を紹介する特集ページの導入になっています。しゃがんで子供と話す保育士さん。カメラマンもしゃがんで低い視線から撮影することで、子供たちの視線で見ているような自然な光景になっています。

 

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