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更新日:2020年2月21日

令和元年茨城県広報コンクール特選受賞感想文・講評
「ウェブサイト部門」

感想:情報が伝わるホームページを目指して
守谷市総務部市長公室秘書課 係長 山崎智司

 

 守谷市の人口は約68,000人です。守谷市公式ホームページの訪問数は年間約80万、1日平均1,200件のアクセスがあります。現在はタブレットやスマートフォンなどで手軽にインターネットを閲覧する人も多く、ホームページは広報紙やSNSなどとともに、市に関する情報入手手段の一つとして大きな役割を果たしていることを今改めて実感しています。

 守谷市公式ホームページにおいて特に意識していることは、ユーザビリティとアクセシビリティです。閲覧する環境、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが必要な情報を必要な時に「迷わず」「読みやすく」「分かりやすく」提供できるよう心掛けています。そのため、各ページへのアクセス状況、ユーザーアンケートの結果等を踏まえた階層の見直し、検索キーワードと対象ページの関連づけや統一した表記等の対応に担当課と一緒に取り組んでいます。

 また、トップページは、市の魅力や情報をより効果的に発信できるようブランディングエリア(画像エリア)を大きく配置し、サブトップページとして通常のページとは異なる位置付けである「Moriya OSEKKAI Project」(シティプロモーション)および「ふるさと納税」へのリンクを配置して、市が推進する事業のPRも行っています。

 今後も、誰もが「迷わず」「読みやすく」「分かりやすい」と感じてもらえるように、ホームページの更なる品質向上と積極的な情報発信に取り組んでいきたいと考えています。

 

講評:宝塚大学東京メディア芸術学部 准教授 中村泰之

 

 2019年度の特選は守谷市となった。シンプルだがメリハリの効いたUIデザインとスマートフォン用アプリ「Morinfo」の活用の評価が大きい。アプリはプッシュ通知による緊急連絡配信のしやすさもあるが、何より自治体内の個人が限られた地域の状況をフィードバックして情報共有しやすいという大きなメリットがある。ただ、そういった機能も各ユーザーが使いこなさなければ意味がない。そこで「Morinfo」は、普段は写真や活動などの広報ネタをユーザーから募る仕組みを作っている。古河市もアプリ「コガノイロ」の導入を始めているが、ユーザーからのフィードバックを促す施策が弱いと感じる。また、アプリ自体の広報が弱いところも改善した方が良い。今後アプリの活用は公聴機能の強化を図るべき自治体の大きなテーマになるのではないだろうか。

 五霞町、牛久市は全面リニューアルしてデザインを一新している。両自治体とも細部に凝った演出を入れるなど視覚表現に力を入れているが、これが逆に弱点になってしまっている。五霞町はPC版ではあちらこちらにかわいい演出があって楽しいのだが、各パーツが散らばってしまい散漫な印象を受けた。牛久市はPC版のメニューデザインが少しアンバランスな印象を受けた。両自治体ともスマートフォン版のバランスは良いのでこちらをベースにしているのかもしれない。しかし縦長と横長ではパーツが同じでも印象が大きく変わるので、レイアウト調整は必須である。PC版は特にフルHD以上のモニターでレイアウトを確認して欲しい。

 近年のUI/UXデザインでは、コンテンツ以外の「装飾」とも言える部分が「透明化」する傾向にある。今後はコンテンツが主役であることを念頭にデザインしたいところである。また、2017年度講評から述べているが、現在常時SSL化とHTML5化の2点は必須の技術的項目となっている。未だに対応していない自治体が見られるので早期の改善を期待したい。

 

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