目的から探す
ホーム > 県政情報 > 広報・広聴 > 広報 > 茨城県広報コンクール > 令和7年度茨城県広報コンクール審査結果 > 令和7年度「広報紙部門」特選受賞コメントおよび審査員講評
ページ番号:74257
更新日:2026年2月9日
ここから本文です。

ターゲット以外の気持ちも動かせる広報紙を
この度は、栄えある茨城県広報コンクールにおいて、このような素晴らしい賞を賜り、心より感謝申し上げます。
今回ご評価いただきました11月号の特集「ようこそ、新しい命」は、守谷市での「妊娠」から「出産」、そして「産後の子育て」を安心して迎えられるよう、市や地域の多様なサポートを紹介するものです。産後2日目のお母様や、子育てに奮闘中のご夫婦といった当事者から、助産師や医療従事者の皆様まで、多岐にわたる方々へのインタビューを掲載しました。
紙面制作にあたっては、ターゲットである子育て世代の皆様に必要な情報と安心感を届けることはもちろんのこと、周囲の市民の皆様にも、命の誕生と成長の素晴らしさを改めて感じていただきたいという願いを込め、構成・写真・レイアウトにこだわりました。この特集が、まち全体が子育て世帯を温かく見守るきっかけとなり、市民の皆様の心に響くことを目指しました。
取材にご協力くださった全ての皆様に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。皆様の生の声が、紙面に温かさとリアリティを与えてくださいました。
今回の受賞を励みに、私たちはこれからも、市民の皆様に「守谷市に住んで良かった」と感じていただけるような広報紙づくりに邁進してまいります。
特選の守谷市は前年の入選に続き、準特選の龍ケ崎市は前年の特選、2年前の入選に続き3年連続の受賞となりました。ともに企画や文章表現、編集デザインなど総合的に安定感を感じる内容でした。戦後80年を特集した多くの出品作のうち、2市が入選に入り、工夫した紙面づくりも評価の対象になりました。
特選の「もりや11月号」の巻頭は「ようこそ、新しい命」と題した特集でした。県内でも子育て世代が増えている地域だけに、目を引く企画だったと思います。周産期を含む育児について、市の支援策や体験談を織り交ぜ、役に立つ内容が満載でした。紙面は、全体的に記事を詰め込み過ぎず、ゆとりのあるレイアウトで読みやすく構成されているのも素晴らしいと感じました。
準特選の「龍ケ崎りゅうほ―10月号」は、創立60周年を迎えた市内の流通経済大学に焦点を当て、「大学がある街の価値」をテーマに巻頭で特集しました。地元で活躍する卒業生を紹介し、市と大学の関わりの深さや、大学がもたらす活力が分かる内容でした。どのページも写真と記事の組み合わせなどに工夫し、文字の多さを感じさせないレイアウトが印象に残りました。
入選4作品のうち、小美玉市と那珂市は戦後80年の特集号でした。「おみたま8月号」は体験者の声のほか、体験談に接した若い世代の声も掲載し、記憶継承の大切さが伝わる内容でした。「なか8月12日号」は体験談のほか、表紙や巻頭に掲載された貴重な写真から当時の地元の状況が如実に伝わり、心に残る企画でした。
筑西市と笠間市は、ともに一部の情報を抜き出して保存できるように工夫した紙面づくりが見られました。「筑西ピープル7月1日号」は、周産期を含む育児をテーマに特集し、4ページの「支援策ガイド」が保存版でした。「かさま3月号」は「特定健康診査のご案内」として、日程を分かりやすくカレンダー表示するなど、こちらも抜き出して活用でき、ともに市民への配慮を感じました。
転勤族の私は、異動先となった自治体の広報紙を見るのを楽しみにしています。それは、この街は楽しそう、面白い人がいるなあと、広報紙から街の空気を感じるからです。今回の受賞作品はいずれもそれが伝わりました。
特選の「広報もりや」は、余白をうまく使い、1ページに情報を押し込み過ぎていないのが好印象。特集「ようこそ、新しい命」では、妊娠、出産、産後のサポート態勢について幅広く取材していて感心しました。全般的に吹き出しやイラストを活用し、市民にわかりやすく伝えようという姿勢は、新聞社も見習う点が多かったです。
準特選の「広報龍ケ崎りゅうほー」は、創立60周年を迎える流通経済大学に焦点を当てた特集「大学がある街の価値。」が読み応えがありました。大学の歴史を振り返ることで、市民は改めて、学生と地元の人の交流が育んできたふるさとの魅力を感じたことでしょう。
入選4作品では、「広報筑西ピープル」は、子育て事業について事業ごとに担当課を記載するなど、住民に寄り添う編集は好感が持てました。「広報かさま」は、小学生が取り組むゴルフに似たスナッグゴルフを紹介し、地元からプロゴルファーが誕生している点など、楽しく読めました。「広報おみたま」は、6ページにわたり戦後80年を特集。「広報なか」も、戦後80年をテーマに見開きで戦時中の那珂市を知る戦争体験者の話を掲載するなど、両広報紙とも戦争を語り継ぐ決意を感じました。