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更新日:2020年5月13日
7月1日にグラジオラス主要課題現地検討会を生物工学研究所と共同で開催しました。生産者、全農、関係農協、グラジオラス球根協会等23名が参加し、今後の新品種登録に向けて有望な系統の検討を行いました。生物工学研究所からは、現在育成中の白色系有望系統等について、園芸研究所からは県育成系統「ひたち10号」の市場性と生育特性調査の結果について説明を行いました。
「ひたち10号」は、花色がサーモンピンクの大輪極早生品種です。今年度は、極早生の性質を生かすため、トンネル促成栽培で現地試験を行っています。現地試験を行った生産者からは、「想像以上に早く採花ができた。葉の長さが短めなので、トンネル栽培に向いている。」との感想がありました。他の参加者からも、物が少ない時期に出荷できるのは魅力であると高評価でした。今後は、これらの結果をふまえて、品種登録について検討します。また、今回の検討会では、土浦地域農業改良普及センター研修生が行っている県育成品種の球根増殖試験ほ場についても検討を行いました。この試験は、県育成品種の球根が十分な量が供給されていないという問題点を解決するために実施しており、この結果は今後、現地の球根生産に反映させる予定となっています。
参加者からは、新品種を選抜するうえでの要望や国内生産球の重要性についても意見がかわされ、県のグラジオラス品種育成について、これからの方向性を再確認する検討会となりました。
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