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更新日:2018年1月30日

北茨城市・十石堀用水路探検学習

10月15日に、北茨城市富士ヶ丘小学校・関本第一小学校の4年生たちが十石堀用水路の歴史を学ぶ探検学習を行いました。

その様子を紹介いたします。

十石堀用水路とは・・・

北茨城市中郷町の松井・日棚・粟野地区を流れる江戸時代に作られた全長およそ13キロメートルの農業用水路です。また、歴史的に貴重であることから平成3年度より順次改修が行われ、後世に残すための動きも強まっています。

探検学習の様子

平成8年につくられた十石堀親水公園に集合し、探検に先だって案内員の岸さんが紙芝居を使ってわかりやすく十石堀用水路の歴史を説明してくれました。

紙芝居紙芝居2

キーワードは「十石堀」と「沼田主計(かずえ)」です。

 

約340年前、お米をつくるために、どうにか山側から北茨城市中郷町松井地域へ水を引いてこられないかと考えた地元庄屋の跡取りの男性がいました。

この男性が当時の藩主に決死の思いで許可を求め、工事に取り掛かったのが十石堀用水路の始まりです。

紙芝居3

地域の多くの人の協力で、工事自体は約7か月で完成しました(完成以降も部分的な工事は続いたようです)。

 

これにより、無事水が農地に引けるようになり、この地域で米が作れるようになりました。

工事の発起人となった男性の功績が藩主に評価され、男性は「沼田主計」の名前と、十石(1人が10年で消費する米の量)の土地をもらいました。

地域では、「十石のご褒美をもらえるなんてたいしたものだ」という意味を込めて、沼田主計の呼びかけでつくられたこの用水路を「十石堀」と呼ぶようになりました。

紙芝居4

どうして十石堀と呼ばれるのか?沼田主計とは誰なのか?という2点について、生徒たちはとても興味深そうに耳を傾けていました。

 

 

説明が一通り終わったところで探検開始です。

上流で水を取り入れている滝の沢水門までの約2キロメートル(往復4キロメートル)を探検しました。

探検風景1

探検風景2

水路は地表に出ていたり、地下を走っていたりと場所によって様々です。また、約340年前当時のままの姿を残した箇所もありました。

滝の沢水門1滝の沢水門2

滝の沢水門の様子です。ここで分水し、下流に水を運んでいきます。探検はここで折り返しです。

 

探検風景3

道中には色々な種類の植物が生息しており、生徒たちは普段見ないような植物の発見に熱中していました。

途中で案内員の岸さんにつくり方を教えてもらい、笹舟をつくったり笹笛を吹いたりして、山の自然とのふれあいを楽しんでいました。

最後に

今回地元小学生たちと一緒に探検して、十石堀用水路は地元の小学生にとって地域の歴史を学びつつ自然に触れることのできる貴重な教材であることを再確認しました。今後も地域と一体となって保全に取り組んでいきます。

このページに関するお問い合わせ

県北農林事務所高萩土地改良事務所工務課

茨城県高萩市春日町3-1

電話番号:0293-22-2379

FAX番号:0293-24-4660

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