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更新日:2018年1月30日

温故知新研修~県営かんがい排水事業中郷地区編~

5月28日に「県営かんがい排水事業中郷地区」の現地調査を行いました。

県営かんがい排水事業中郷地区とは?

昭和57年以前、北茨城市を流れる大北川にあった五ヶ江堰と新江堰はそれぞれ老朽化等によって早急な改修が求められていました。そこでこの2つの堰を統合して上流に新たな新江堰を設け、漏水していた用水路の一部改修と山側への新設も加えて「県営かんがい排水事業中郷地区」が採択されました。

かんがい排水事業とは?

農業生産の基礎となる水利条件(用水の確保や排水改良など)の改善によって水利用の安定をめざす事業。主にダム、頭首工、水路、機場、樋門等の農業用施設の整備を行う。

【事業の概要】
実施期間 昭和57年~平成4年度
受益面積 256ha
事業量 取水堰1箇所
開水路1,925.9m
トンネル用水路78.5m

管水路307.6m

 

この事業により、石岡、松井、上桜井、下桜井、足洗の5地区で用水の確保と水管理の簡易化が図られました。

研修の様子

事業で整備をした堰から調査スタートです。堰は石岡小学校の近くにあります。

堰写真

手前を流れるのが、大北川です。ここから取水をし、下流へ水を運びます。まわりは田畑と豊かな自然で溢れています。

かん排石碑

堰の付近には石碑もありました。表面に事業の概要、裏面には事業に関与した人達の名前が刻まれていて、

事業完了から20年以上経った今でもはっきり読み取れます。

トンネル水路始点1トンネル水路出口

水は左図から山の中に作られたトンネル水路(78.5m)を通り、下流へ流れていきます。ゲートは少し草木が覆っていますが、正常に操作できそうでした。

右図はトンネル水路の出口です。水路トンネルのサイズは意外に小さく、山の中を通す工事にはかなりの手間がかかったことと思われます。

 

さらに下流へ・・・

 

分水1分水2

水路は下流に行くたびにどんどん分水していき、広範囲に渡って水が供給されています。どの地点でも維持管理がしっかりなされていて、水が勢いよく流れていました。

管渠合流

管水路を抜けて別の開水路へ合流しています。県営かんがい排水事業中郷地区としての整備区間はこの管水路までです。

大北川放流口

大北川への放流口も見学しました。かなり大きく深い集水桝で、管理が大変そうです。

ここまでで研修終了です。

研修を終えて

今回特に印象に残ったのは水路トンネルでした。実際に見たところ、山の中を掘り進んで作ったように見受けられたので、山の土圧がかかる中、人が入ることもできない小さい断面の工事をどのように行ったのかとても気になりました。今後、機会があれば詳しい工法等調べてみたいと思います。

水路内にごみ等もあまりなく土砂払いもされており、よく地元の管理が行き届いているような印象を受けましたが、工事が行われて20年以上経つということで所々傷んできている箇所もありました。現在,県内だけでなく全国的に農業用施設の長寿命化を図る活動が求められてきています。今後、当事務所管内でもそのような活動の必要性が増えてくるだろうということを直に感じました。

 

このページに関するお問い合わせ

県北農林事務所高萩土地改良事務所工務課

茨城県高萩市春日町3-1

電話番号:0293-22-2379

FAX番号:0293-24-4660

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