ホーム > 茨城を創る > 農林水産業 > 県北地域 > 県北農林事務所土地改良部門(常陸太田土地改良事務所) > お知らせ一覧 > 令和3年度茨城県土地改良功労者表彰及び美しい水土里づくり優良活動表彰 表彰式を行いました
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令和4年3月16日(水)に常陸大宮市文化センター ロゼホールにおいて、令和3年度 茨城県土地改良功労者表彰及び美しい水土里づくり優良活動表彰表彰式(県北農林事務所管内)を開催し、県北農林事務所長から表彰状の授与を行いました。本表彰式は、例年、「農業農村シンポジウム」において実施していましたが、今年度は、新型コロナウイルスの影響により、シンポジウムが中止となったことから、感染対策をとりながら、農林事務所単位で開催しました。
県北農林事務所管内では、以下の1名4団体が受賞しました。誠におめでとうございます。
平成15年2月に岩崎江堰土地改良区の総代に就任以来、要職を歴任し、その経歴を生かし平成27年2月に理事長に就任され、これまで7年間にわたり理事長を務められております。理事長就任後は、関係機関との調整や予算の確保などに尽力し、現在は受益地約755 haの水源となる岩崎堰頭首工及び幹線用水路の長寿命化対策に取り組んでおり、農業用水の安定供給と施設の継承にご尽力されています。また、地域の担い手への農地の集積・集約化にも積極的取り組んでおり、農地の基盤整備事業に取り組む地区の調整にご尽力されております。さらに、令和元年東日本台風により、土地改良区管内の土地改良施設や農地が甚大な被害を受けた際には、強力なリーダーシップを持って指揮を執り、迅速に被害状況の取りまとめを行い、次の春からの農作業を可能にするため、施設や農地の復旧に取り組み、組合員の期待に応えられました。
地域住民と連携し、遊休農地の保全管理を実施するなど、耕作放棄の未然防止に努めています。さらに、遊休農地を収穫体験の場として有効活用し、地域のコミュニティ強化を図っています。また、花壇への植栽活動により農村環境の美化活動にも積極的に取り組んでいます。
地産地消等のイベントによる世代間交流や共同作業を通じて、集落内のつながりを強め、若手農家への集積を進めるなど、共同で支え合う持続可能な維持管理体制を構築しています。また、県道里親制度への参加や河川の草刈りなど、周辺環境の保全活動にも取り組んでいます。
集落内の農地は急傾斜地があり、管理面積多い中で、共同で農地法面や周辺林地等の草刈、用水施設の補修、鳥獣害防止のための電気柵の設置・管理に適切に取り組み、良好な生産環境が保全されています。また、耕作放棄地の発生を防止するため、集落内で耕作者の調整や農業法人への作業委託にも取り組んでいます。
農業者の高齢化が進む中で、農業生産活動を継続するため、共同での農地法面や周辺林地、道路、排水路の草刈や鳥獣害防止のための電気柵の設置・管理に取り組んでいます。その結果、集落内での交流の機会が増え、農地維持に必要な新たな担い手の確保に向けた話し合いも進めるようになりました。