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国営造成施設管理体制整備促進事業について

 国が整備したダム、頭首工、ポンプ場、水路等農業水利施設の多くは土地改良区が管理しています。これらの施設は適切な維持管理が行われることにより、多面的機能を発揮しています。

 農業水利施設の発揮する多面的機能に対する地域の期待は高い一方で、農業従事者の高齢化や組合員の減少などにより、土地改良区の管理体制の強化が求められています。また、施設の老朽化が進行する中、近年頻発する異常気象や突発事故時に対応した管理が求められており、国土強靭化・インフラ長寿命化の取組を進める観点からも、施設管理者である土地改良区の公的役割は増大しています。

 これらに対応していくためには、地域住民やNPOをはじめとした多様な参画の枠組を構築しつつ、安定的な管理体制を整備・強化していく必要があります。

  土地改良区による農業水利施設の管理体制について、地域住民等の多様な主体の参画による安定的な体制の整備・強化を図るために、以下の活動に対する助成を行います。

①計画更新活動

地域における適正な管理水準や管理体制の実現のために必要な取組等を明らかにするとともに、通年の取り組み実施状況を踏まえて管理体制整備計画を適切に更新する活動を行っています。

➁推進活動

都道府県、市町村、土地改良区等で構成される管理体制整備推進協議会を設置し、体制整備を推進する活動を行っています。国営造成施設及びこれと一体不可分な国営附帯県営造成施設の適切な維持管理を図るために一般住民へ農業水利施設における多面的機能のPR活動を行っております。

➂支援事業

施設の合理化、高度化のために必要となる補完的な施設の整備を行っています。

 当部門管内には出島地区、江戸崎入地区、本新地区があります。

dezima

                                                             出島地区

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                     江戸崎入地区