グラジオラス(アヤメ科グラジオラス属)2015年7月掲載

グラジオラス(ピンク色)の写真。

花言葉は、「勝利」、「用心」などです。

原産地は、アフリカ・地中海沿岸などです。1,000種を超える園芸種があると言われ、多くが夏咲き系のものですが、春咲き系の早咲きタイプのものもあります。

名前の由来は、葉が剣に似た形をしているので、古代ローマの剣「グラディウス(gladius)」にちなんで名付けられたと言われています。

春に球根(球茎)を植えると、7~8月にかけて開花します。様々な色や花の大きさの品種があり、最近では小輪系で家庭での装飾に合った品種も出てきています。

茨城県は、球根生産が全国第1位、切花生産が全国第2位の主産県で、土浦市など県南地域を中心に栽培されています。

茨城県生物工学研究所では、国内の公的機関で唯一グラジオラスの品種育成に取り組んでおり、「プリンセスサマーイエロー」、「常陸あけぼの」、「常陸はなよめ」が県オリジナル品種として生産されています。

写真の品種は、「常陸はなよめ」で、大輪系の日本人好みする淡いピンク色の品種で、高い市場評価を得ています。昨年、日本花普及センター主催のジャパンフラワーセレクション2014において、花き業界から高く評価され、見事入賞を果たしました。

写真:グラジオラス品種「常陸はなよめ」
2015年07月06日