ラベンダー(シソ科ラベンダー属)

ラベンダーの写真

花言葉は、「繊細」「清潔」「優美」「沈黙」などです。

産地は地中海沿岸とされ、小低木または多年生の植物として北アフリカから地中海沿岸、カナリア諸島、西アジア、インドに分布します。栽培されている種類はラウァンデゥラ系が主で、そのほかにストエカス系、デンタータ系、プテロストエカス系があります。

ラベンダーには鎮痛や精神安定、防虫、殺菌などの効果があるとされ、属名のLavandulaは「洗う」という意味のラテン語に由来します。高温多湿は苦手であり、西岸海洋性気候や亜寒帯湿潤気候の地域で多く栽培されています。日本では北海道の富良野地方のラベンダー畑が全国的に有名で、上富良野町、中富良野町、ニセコ町のシンボルになっています。
切り花や鉢花は十数年前のハーブブームの到来を機に流通しはじめ、当初は北海道、長野、福岡、宮崎などで生産されていましたが、最近では量も増えて各地から出荷されるようになりました。

写真(下)は県内生産者が栽培している「わたぼうし」というストエカス系のラベンダーです。紫色の頭に白色のリボンがつく可愛らしい花が特徴です。単色のラベンダーが主流の中、これまでにない花色とたくさん着いた小振りの花がユニークで、今後、更なる展開が期待される品種です。

ラベンダー「わたぼうし」の写真
2013年06月01日