ポインセチア(トウダイグサ科)2015年12月掲載

ポインセチアのリースの写真。リースの左側が白、右側が赤の二色です。

花言葉は、「清純」、「祝福する」、「聖なる願い」などです。

名前の由来は、アメリカ合衆国の初代メキシコ公使であったJ・R・ポインセットによるとされています。トウダイグサ科に属する永年性木本で、中央アメリカ(メキシコ)原産です。この属には世界中で2,000種類ほどの植物があります。クリスマスを彩る植物として定着しているため、冬の植物のイメージが強いですが、元来、常春の条件で自生していたものであり、寒さにはあまり強くありません。0℃を下回るような場所に放置すると葉が落ちてしまうので、注意が必要です。

色がついている部分は花ではなく、苞(ほう)と呼ばれる葉が変化したものです。花は中心に黄色く見える小さなつぶつぶの部分です。園芸品種が年々多様化しており、従来の赤色に加え、ピンクや黄色、乳白色、斑入り(マーブル系)のもの、苞がカールしているものなどがあります。最近「プリンセチア」という、苞が小さく可愛らしいものが栽培され、クリスマスを彩るアイテムの一つになっています。

生産者はクリスマスの時期に合わせて、シェード(遮光)栽培による短日処理を行って花芽分化を促し、紅葉させてから出荷しています。また近年、仕立て方も多様化し、スタンド仕立てやツリー仕立て、リング仕立てなど、飾る場所や用途に応じて工夫しています。

ポインセチアの鉢植えの写真。
2015年12月01日