ギボウシ(ユリ科ギボウシ属)2016年5月掲載

ギボウシの花の写真

花言葉は「落着き」、「沈静」、「静かな人」などです。

名前の由来は、ギボウシの蕾や若い花序が擬宝珠(ぎぼうしゅ:橋の欄干などの柱の上に置かれる装飾物)に似ているからとされます。日本、朝鮮半島、中国など東アジアの温帯地域が原産で、その多くは日本に自生しています。やや湿り気のある土壌を好み、主に山野の林中や草原、湿原に自生します。ギボウシ属は従来ユリ科に属するとされていましたが、最近はユリ科の分類が大きく見直されており、リュウゼツラン科に属するとされるものが多いようです。

国内や海外で品種改良が進み、耐寒性や耐暑性の優れた多くの園芸品種が作出され、ガーデニング植物として庭や寄せ植えで楽しむ人が増え、園芸店などでは(ガーデン)ホスタの名称で販売さています。葉色はブルー系、ゴールド系、グリーン系などがあり、また、葉の形や斑の入り方、斑の色にもバリエーションがあってギボウシの大きな魅力となっています。6月~9月に紫や白の花を咲かせます。

植える場所や置き場所は明るい半日陰~日陰がよく、耐寒性も比較的強くとても栽培しやすい植物です。夏季に直射日光に当たると葉やけを生じやすいため、直射日光が当たらない場所に植えるか50パーセント程度の遮光をします。

ギボウシの葉の写真
2016年05月02日