アサガオ(学名 Ipomoea nil)はヒルガオ科サツマイモ属の植物で、亜熱帯地域を中心に広く分布しています。
日本へは、奈良時代に薬草(牽牛子:けにごし)として伝わったとされています。江戸時代に品種改良が進み、観賞用植物として、夏の早朝に鮮やかに咲く姿が庶民に親しまれるようになりました。
県内では、主に県南・県西地域で、東京入谷の朝顔市等に向けて行灯仕立ての鉢花が生産されています。
最近は、昼咲き性があり強健な性質をもつ琉球アサガオ(Ipomoea indica 沖縄原産)や西洋アサガオ(Ipomoea tricolor
熱帯アメリカ原産)も栽培され、夏の壁面緑化やガーデニング素材としても注目されています。
(令和元年7月掲載)